日産がセレナを一部仕様変更、LUXIONは約20万円値下げ 35周年のBlack Editionも
セレナの一部仕様変更と35周年の特別仕様車
日産自動車は2026年11月5日、ミニバン「セレナ」の一部仕様変更を行い、同日に発売しました。最上級グレード「LUXION」は標準装備を増やしたうえで、従来モデルから20万1,300円引き下げられています。あわせて、発売35周年を記念した特別仕様車「Black Edition」が期間限定で設定されました。ここでは日産のニュースリリースとCar Watchの報道をもとに、変更点と価格を整理します。
LUXIONは装備を足して、価格は約20万円下がる
日産のリリースによると、LUXIONには「ホットプラスパッケージ」と「クリアビューパッケージ」が標準装備されました。いずれも寒い日の快適性を高めるための装備です。そのうえで、「プロパイロット2.0」をはじめとする先進装備を身近に楽しめるよう、価格を従来モデルから20万1,300円引き下げたと説明されています。e-POWER LUXIONの新価格は479万7,100円(消費税込み)です。
装備を足しながら価格を下げる改定です。装備の中身の細かな違いは、販売会社で現行の見積書を見て確かめてください。
ハイウェイスターVにアダプティブLEDヘッドライトが標準に
「ハイウェイスターV」には、アダプティブLEDヘッドライトシステムが標準装備となりました。このほか、セレナ全体で一部の内外装の意匠と素材も変更されています。具体的にどの部分がどう変わったのかは、リリースでは詳しく触れられていません。
日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)も同日、セレナのカスタムカー「AUTECH」「AUTECH SPORTS SPEC」「AUTECH LINE」、車中泊仕様の「マルチベッド」、荷室に大容量の収納ボックスを備えた「マルチボックス」、「ステップタイプ」、福祉車両の「ライフケアビークル(LV)」シリーズを一部仕様変更して発売したと発表しました。LUXIONベースの「ステップタイプ」には、ベース車と同様にホットプラスパッケージとクリアビューパッケージが標準装備となり、価格は20万1,300円下がっています。AUTECH関連の全車と、ハイウェイスターVベースの各特装車には、アダプティブLEDヘッドライトシステムが標準装備されました。
35周年の「Black Edition」は期間限定の黒基調モデル
セレナは1991年に誕生し、今年で発売から35年になります。特別仕様車「Black Edition」は、「ハイウェイスターV e-POWER」と「ハイウェイスターV e-4ORCE」をベースに、ブラックを基調とした内外装にしたモデルです。
- 外装:専用2トーンカラーは「ダークメタルグレー/ダイヤモンドブラック」と「ムーンボウブルー/ダイヤモンドブラック」。ドアミラーはブラック化され、LUXIONに採用されている切削アルミホイールを組み合わせます。
- 内装:2列目にキャプテンシートを採用した7人乗り仕様で、ブラック木目調のインストルメントパネルを装備します。
- 価格:e-POWER ハイウェイスターV Black Editionが393万2,500円、e-4ORCE ハイウェイスターV Black Editionが429万8,800円です。
販売は期間限定とされていますが、今回確認できた日産のリリースとCar Watchの記事には、終了時期や台数は書かれていませんでした。気になる人は販売会社に確認してください。
全国希望小売価格の一覧
日産のリリースに載っている主な価格(消費税込み、セレナ本体)は次のとおりです。Car Watchは、ガソリンモデル(2WD/4WD)が278万9,600円〜354万2,000円、e-POWER(2WD)が332万900円〜479万7,100円、e-4ORCE(4WD)が360万3,600円〜418万8,800円(Black Editionを除く)と整理しています。
| 駆動・エンジン | グレード | 価格 |
|---|---|---|
| 2WD ガソリン | X(8人乗り) | 278万9,600円 |
| 2WD ガソリン | ハイウェイスターV | 327万5,800円 |
| 4WD ガソリン | ハイウェイスターV | 354万2,000円 |
| 2WD e-POWER | X(8人乗り) | 332万900円 |
| 2WD e-POWER | ハイウェイスターV | 382万2,500円 |
| 2WD e-POWER | ハイウェイスターV Black Edition | 393万2,500円 |
| 2WD e-POWER | LUXION | 479万7,100円 |
| 4WD e-4ORCE | ハイウェイスターV | 418万8,800円 |
| 4WD e-4ORCE | ハイウェイスターV Black Edition | 429万8,800円 |
ほかのグレードや特装車の価格は、日産のニュースリリースとWebカタログに掲載されています。オプションや諸費用は別途かかります。
見積もり前の確認事項と、筆者の見方
今回の改定は、LUXIONの値下げと装備追加が大きな話題ですが、LUXION以外のグレードの価格は日産のリリース上、変更の有無が明記されていません。以前の価格と比べる場合は、改定前の価格表と並べて確認してください。検討中の人は、次の点を見ておくとよいでしょう。
- 狙っているグレードが、今回の標準装備追加の対象かどうか
- Black Editionは7人乗り(2列目キャプテンシート)なので、e-POWERで8人乗りが必要かどうか
- 期間限定の受注期間と納期の見通し(販売会社に確認)
- カスタムカーや福祉車両を選ぶ場合、NMCの各モデルの価格
筆者は、LUXIONの値下げが今回の核心だと考えます。上位グレードの先進装備に魅力を感じていた人にとって、装備を足したうえで約20万円下がったことは、比較する材料になります。一方で、値下げ後も価格は479万円台で、オプションや諸費用を含めた総額は別に見る必要があります。他社のミニバンの上位グレードと比べる際は、同じ装備条件で見積もりをそろえることをおすすめします。なお、これは公式の説明ではなく筆者の見解です。
最終的な仕様・価格・納期は、日産の販売会社とWebカタログで必ず確認してください。
出典
2026年11月6日時点の情報です。
















