車買取・売却サービスの比較|カババ・ユーカーパック・MOTA・カーセンサーの違いと選び方
このページには広告(PR)を含みます。広告の有無によって、記事の内容や評価を変えることはありません。金額・条件は2026年10月時点で各社の公式サイトを確認したもので、最新の情報は公式サイトで確認してください。
車買取・売却サービス比較:このページで分かること(結論)
先に結論です。車を売るときに「どこで売れば損しないか」は、あなたが何を優先するかで決まります。高く売れるかどうかだけでなく、手間、売れるまでの日数、営業電話の多さまで含めて考えると、選び方は大きく3つに分かれます。
| 優先すること | 向いているサービス | 理由 |
|---|---|---|
| ①手間と早さを重視したい/営業電話を減らしたい | MOTA車買取、ユーカーパック(入札型・オークション型) | MOTAは電話が高額査定の上位3社まで、ユーカーパックは電話も査定もやりとりは1社だけと公式が案内しています |
| ②少しでも高く売りたい/時間をかけられる | カババ(個人間売買・フリマ型) | 運営者のKAKERUが実際に使い、一括査定で調べた買取相場(120〜140万円)を上回る156万円で成約しました。そのかわり成約まで約2か月半かかりました |
| ③まず広く相場を知りたい | カーセンサー(一括査定/オークション型) | 一括査定は最大30社、オークション型は最大5000社が入札と、選べる方式が2つあります |
このページを書いている私(KAKERU)は、約18年乗った日産 S15 シルビアを、カババで売却した本人です。カババ以外のサービスは使っていないので、公式サイトで公表されている情報をもとに、できるだけ公平に比べています。金額・条件はすべて2026年10月時点で公式サイトで確認したものです。料金や仕組みは変わることがあるので、申し込む前に最新の内容を公式サイトで確かめてください。
どのサービスも、相場や査定額を確かめるところまでは無料です。売るかどうかは、金額を見てから決められます。
まずは無料で、あなたの車がいまいくらで売れそうかを確かめておきましょう。結果を見てから売るかどうかを決めても遅くありません。
車を売る4つの方法と、損得が分かれる理由
車の売り方は、大きく分けて4種類あります。同じ車でも、どこに売るかで「誰が値段を決めるか」「間に何社が入るか」が違うため、手取りと手間に差が出ます。

ディーラー下取り
新しい車を買う販売店に、今の車を引き取ってもらう方法です。購入と売却の手続きが1か所で済み、新しい車の納車日に合わせて引き渡せるので、手間はもっとも少なくなります。
一方で、値段を付けるのは下取りをする1社だけです。比べる相手がいないため、その金額が高いのか安いのかを判断しにくいのが弱点です。
買取店・一括査定
車の買取を専門にしているお店に売る方法です。一括査定サービスを使うと、1回の申し込みで複数の買取店に査定を依頼できます。複数の会社が同じ車に値段を付けるので、比べられるのが強みです。
ただし、申し込むと複数の買取会社から一斉に連絡が来ます。これは消費生活センターなどの公開資料でも注意点として挙げられています。「営業電話が怖い」と感じる人がつまずきやすいのは、主にこの方式です。
オークション・入札型
車の情報や査定結果をもとに、多くの買取店が入札して値段を競う方法です。ユーカーパック、MOTA車買取、カーセンサーのオークション型がこのタイプにあたります。
入札型の良いところは、競争で値段が決まるのに、実際にやり取りする相手が少なく済む点です。サービスによって「電話は1社だけ」「上位3社だけ」など、連絡の数を絞る仕組みがあります。
個人間売買・フリマ型
買取店を通さず、次に乗る人へ直接売る方法です。カババは、この個人間売買を運営会社が仲介する「自動車フリマ」です。スタッフが査定・撮影・出品・質問対応・名義変更・陸送を代行してくれるので、購入者と直接やり取りする必要はありません。
買取店の利益や在庫の費用が間に入らないぶん、買取相場より高い価格で売れる可能性があります。そのかわり、買い手が見つかるまで待つ必要があり、売れない場合もあります。カババも「購入者が現れない車もある」と公式に明記しています。
損得が分かれるのは「比べたかどうか」
損をしやすいのは、ほかの売り方の金額を知らないまま、最初に提示された金額で決めてしまうときです。1店舗だけ見て買い物をするか、何店舗か値札を見てから買うかの違いに近く、車の場合も査定や出品は無料で始められます。
車の売却を後回しにすると何が起きるか(待つほど損をする理由)
「そのうち売ろう」と思ったまま時間がたつと、いくつか具体的な損が出ることがあります。ここでは、法律や公式情報、私の経験で裏付けのあるものだけを挙げます。「早めに相場だけは確かめておく価値がある」理由として読んでください。
3月をまたぐと、自動車税の通知が届く
自動車税(種別割)は、4月1日時点の所有者に課されます。3月中に売却して名義変更まで終えていれば、翌年度分は新しい所有者の負担です。
逆に、4月1日を過ぎても名義変更が終わっていないと、売主のあなたに納税通知書が届きます。3月に売ると決めても、手続きが4月にずれ込めば同じことが起きます。売るときは、名義変更がいつ完了するのか、遅れた場合に税金をどちらが負担するのかを、契約の前に確認しておきましょう。
なお、年度の途中で車を売っても、月割りで自動車税が戻ってくる仕組みはありません。残りの期間の分は、売買価格の中で精算されます。月割りで還付されるのは、抹消登録(廃車)をしたときです。
時間がたつほど、査定の要素は不利になっていく
車検の有効期間、年式、走行距離は、一般に査定額に影響する要素です。年式は待っていても新しくなりませんし、乗り続ければ走行距離は増え、車検の残り期間は減っていきます。
さらに、車検が切れた車は公道を走れません(道路運送車両法)。売るときに自分で運転して持ち込めず、陸送の手配が必要になります。車検の期限が近いなら、その前に相場を確かめておくと選択肢が広がります。
相場は日々動いている
中古車の相場は、一般論として日々動いています。「いつか売る」なら、まず今の金額を知っておくことが、売る時期を決める材料になります。
置いておくあいだにも、車の状態は変わる
私自身、カババに出品してから成約するまでの間に車の不具合が出て、減額になりました(詳しくは体験談の章で書きます)。出品中の車も、コンディションは日々変わります。
個人間売買は、出品から成約まで時間がかかる
カババには、公式の目安期間の記載がありません。私の場合は、出品から成約まで約2か月半、出品前の取材から納車まで含めると4か月弱かかりました。乗り換え先の納車日が決まっているなら、早めに出品しないと間に合わない可能性があります。
確認すること自体には、お金がかからない
損をするのは「確かめずに売ってしまうこと」や「確かめないまま時期を逃すこと」です。カババは売れなければ費用0円で、出品後のキャンセルも無料です。MOTA車買取やユーカーパックなどの査定も無料です。相場を確かめるだけなら、お金は1円もかかりません。
車買取・売却サービス4社の比較表
ここからは、このページで取り上げる4つのサービスを比べます。どれが上かではなく、「どんな人に向いているか」で見てください。

| 項目 | カババ | ユーカーパック | MOTA車買取 | カーセンサー |
|---|---|---|---|---|
| 方式 | 個人間売買の仲介(自動車フリマ) | オークション形式 | 事前査定(Web入札) | 一括査定/オークション型 |
| 値段を付ける相手 | 個人の購入希望者 | 公式表記では「8000店が競い合う」 | 最大20社がWeb上で入札 | 一括査定は最大30社、オークション型は最大5000社 |
| 連絡が来る会社の数 | カババの担当者とのやり取り(購入者と直接はやり取りしない) | 公式表記では「電話も査定もやりとりは1社だけ」 | 高額査定の上位3社まで(4社目以降は自分で追加できる) | 一括査定は複数社、オークション型は電話対応1社のみ |
| 売り手の費用 | 出品・査定・撮影は無料。成約時のみシステム利用料55,000円(200万円未満)/110,000円(200万円以上) | 公式表記では「手数料は一切かからない」 | 無料。キャンセル料・違約金は請求しないと公式に明記 | 無料 |
| 売れるまで | 購入者が見つかるまで(公式の目安なし。運営者の例では出品から約2か月半) | 公式トップに詳しい記載が少なく、利用規約で確認が必要 | 最短3時間後に概算査定額を確認できる。売却は任意 | 方式によって異なる |
| 向いている人 | 時間に余裕があり、少しでも高く売りたい人 | 電話のやり取りを1社に絞りたい人 | 早く相場を知りたく、電話の数を減らしたい人 | まず広く相場を知りたい人 |
※金額・条件は2026年10月時点で公式サイトで確認したものです。最新の内容は各公式サイトで確認してください。
大きな違いは「誰に売るか」と「何社から連絡が来るか」の2点です。
カババ(個人間売買・フリマ型)のメリット・デメリット
カババは、株式会社アラカンが運営する、車の個人間売買を仲介するサービスです。買取店に売るのではなく、次にその車に乗りたい個人に売ります。ここではまず公式の情報を整理し、次の章で私の実体験を書きます。
カババの仕組み
出品を申し込むと、スタッフが訪問して査定と撮影をし、出品してくれます。質問への対応、名義変更、陸送もカババ側が代行し、購入者と直接やり取りする必要はありません。
出品中も、その車に乗れます。売れるまで普段どおり使えるので、乗り換え先の車が来るまで足がなくなる心配はありません。
出品者にかかる費用(2026年10月時点で公式サイトで確認)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 出品手数料 | 無料 |
| 査定・撮影 | 無料 |
| 出品キャンセル料(購入申請前) | 無料 |
| システム利用料(成約時のみ・出品価格200万円未満) | 55,000円 |
| システム利用料(成約時のみ・出品価格200万円以上) | 110,000円 |
| 所有権解除手続き代行(ローン残債の一括処理を含む) | 22,000円 |
費用がかかるのは、売れたときだけです。売れなければ費用はかかりません。
参考までに、購入者側には、システム利用料38,500円、名義変更代行55,000円、車庫証明代行20,000円、陸送費(車種・距離による)がかかります。自動車税は出品価格に含まれる扱いです。購入者は車両価格に加えてこれらを払うので、出品価格を決めるときは、買う側の総額も意識しておくと現実的な値付けがしやすくなります。
お金の受け取りまでの流れ
納車から3日間は、購入者が車を確認する期間です。原則として、納車後5営業日目に出品者へ振り込まれます。確認期間中に問題が見つかった場合は、振込が遅れることがあります。
公式が公表している数字
カババの公式サイトでは、次の数字が紹介されています。
- 「他社の買取・下取りの最高額より平均55万円高く売却」(公式の調査:利用者アンケート、2022年7月現在)
- 利用満足度97%(公式の調査:自社調査、2022年9月)
どちらもカババ自身の調査で、第三者が検証した数字ではありません。また、調査の時期は2022年で、出品者の手数料が無料だったころのものです。参考程度に受け止めてください。
売れなかった場合の案内
カババは、購入者が現れない車もあると公式に明記しています。そのうえで、期日までに売れなかった場合は、全国の買取業者から厳選した一括査定のサポートを受けられると案内しています。「売れなかったらどうしよう」という不安に対しては、この仕組みが受け皿になります。
なお、私が2023年に記事を書いた時点でカババのサイトを見たところ、半数ぐらいの車は半年以上たっても売れていないようでした。これは私が見た範囲での観察で、公式の数字ではありません。それでも、「出せば必ずすぐ売れる」サービスではないことは知っておいたほうがよいと思います。
有料オプション「安心出品サービス」
納車後にトラブルが起きた場合、10万円までカババが負担するという有料オプションがあります(自己申告の内容と違いがある場合を除く)。料金は私の確認した範囲では分からなかったので、気になる人は担当者に聞いてみてください。
メリット
- 個人に直接売るので、買取相場より高い価格で売れる可能性がある
- 査定・撮影・出品・質問対応・名義変更・陸送をスタッフが代行してくれる
- 購入者と直接やり取りしなくてよい
- 売れなければ費用はかからず、出品後のキャンセルも無料
- 出品中も車に乗れる
デメリット
- 売れるまで時間がかかる(公式の目安期間の記載はない)
- 購入者が現れない場合もある
- 成約時に55,000円または110,000円のシステム利用料がかかる(2024年10月から)
- 出品中に車の不具合が出ると、減額になることがある
- 新着順に表示されるため、早く売れないと埋もれやすい(運営者の体験)
カババが向いている人
- 乗り換えまでのスケジュールに余裕がある人
- 手間がかかっても、少しでも高く売りたい人
- SNSなどで自分でも宣伝する労力を惜しまない人
反対に、「来月までに必ず売りたい」「とにかく手間をかけたくない」という人には、次に紹介する入札型のほうが合っています。
出品や査定は無料で、売れなければ費用はかかりません。まずはあなたの車がどのくらいで出品できそうか、担当者に相談してみる価値はあります。
【実体験】S15シルビアをカババで売った正直な話
ここからは、私がカババで愛車を売ったときの話です。失敗したことも正直に書きます。
売った車と、売る前の状態
売ったのは、日産 S15 シルビア スペックS、1999年式の5速MTです。2004年に走行約55,000kmで購入し、約18年乗りました。売却時の走行距離は約81,000kmです。
長く乗っていたので、小さな傷や不具合はいくつもありました。リアバンパーの凹みやフロントの擦り傷などは、出品前にすべて申告しました。また、エアコンを交換した履歴など、整備の記録は出品ページに載せてもらいました。
売る前に調べた相場
出品前に、カーセンサーやユーカーパックの一括査定で相場を調べました。「走行8万km・修復歴なし・MT」の条件だと、買取相場は120〜140万円でした。
一方、販売店の店頭価格の相場は260万円ほどでした。買取相場(140万円)と販売相場(260万円)の差は大きく、カババなら、その間で買い手が見つかるかもしれない、と考えました。
出品から納車までの時系列

- 出品前:スタッフによる取材(査定・撮影)
- 2022年9月10日:出品
- 出品中:値下げ、SNSなどでの宣伝、不具合による減額
- 2022年11月末:売買成立(出品から約2か月半)
- 成約後:車の引き上げ、購入者への納車
出品前の取材から納車までを含めると4か月弱かかりました。私の場合は、乗り換え先の車の納車が迫っていました。
価格設定の失敗:最初は強気すぎた
最初は、販売相場(260万円)と買取相場(140万円)のちょうど中間にあたる198万円で出品しました。当時は相場が高騰していたこともあり、今思えば高すぎて、売れませんでした。
担当者からは「売れる価格まで下げたほうがよい」とアドバイスをもらっていました。それでも最初は強気で、すぐには下げませんでした。結局、その後に値下げをして、最終的に156万円で成約しました。この156万円には、次に書く出品中の故障の分の値引きも含まれています。買取相場の上限(140万円)を16万円、下限(120万円)を36万円上回りました。
振り返ると、販売店の店頭価格を基準に考えたのが失敗でした。最初から担当者の意見に耳を傾けていれば、もっと早く売れていたかもしれません。
出品中に不具合が出て、減額になった
いちばん痛かったのがこれです。出品してから成約するまでの間に、スピードメーター、エアコン、マフラー遮熱板などが故障し、その分を値引き・減額しました。
出品中も乗れるのはカババの良いところですが、そのぶん車の状態は日々変わります。古い車ならなおさらです。故障がなければ、170〜180万円くらいで売れていたと私は考えています。早く売れていれば、それだけ不具合が出るリスクも小さかったはずです。
カババだけに頼らず、自分でも宣伝した
カババの集客力は弱いと感じました。一覧は新着順に表示されるので、早く売れないと、あとから出品された車に埋もれていきます。
そこで、X(旧Twitter)、olcar(個人売買の支援サービス)、自分のブログで宣伝しました。手間はかかりますが、出品したら待つだけ、ではなく、自分でも見てもらう工夫をしたほうがよいというのが実感です。
購入希望者と直接交渉したら、止められた
購入希望者と価格についてやり取りしていたところ、担当者から「直接のやり取りはしないでください」と注意されました。カババは匿名で取引することで、トラブルを避ける仕組みになっています。
価格の交渉は担当者を通して進めます。知らない人と直接お金の話をしなくて済むのは、安心材料でもあります。
手数料が変わった:2022年は無料、2024年10月から有料に
私が売った2022年当時は、出品者の手数料は無料でした。2024年10月からは、成約時にシステム利用料(出品価格200万円未満なら55,000円、200万円以上なら110,000円)がかかります。
今の料金に当てはめると、156万円で売れた私のS15は200万円未満なので、システム利用料は55,000円です。156万円から引くと手取りは約150.5万円で、それでも買取相場の上限より約10万円、下限より約30万円上回ります(ローンがない場合)。前より損になったのは確かです。それでも、スタッフが訪問査定・撮影・出品・質問対応・名義変更・陸送の手配まで代行してくれることを考えると、その価値は十分あると私は感じています。個人で同じことをすべてやろうとしたら、手間もリスクもかなり大きくなるからです。
200万円の境目に注意:199万円のほうが手取りが多い
いまの手数料体系で気をつけたいのが、200万円の境目です。システム利用料は、出品価格が200万円未満か以上かで、55,000円と110,000円に分かれます。そのため、価格によっては、高く出したほうが手取りが少なくなります。

| 成約価格 | システム利用料 | 手取り |
|---|---|---|
| 199万円 | 55,000円 | 193.5万円 |
| 200万円 | 110,000円 | 189万円(199万円のときより4.5万円少ない) |
| 205万円 | 110,000円 | 194万円 |
200万円ちょうど付近で迷っているなら、199万円にするか、205万円以上にするかを担当者と相談するのがよいと思います。
ローンが残っている場合は、所有権解除の代行費用22,000円が加わります。200万円未満なら合計77,000円、200万円以上なら合計132,000円です。手取りを計算するときは、この分も忘れずに入れておきましょう。
所有権解除(ローン残債)について
ローンで買った車は、車検証の所有者が自分ではなく、ローン会社や販売店になっていることがあります。その場合、売る前に所有権解除の手続きが必要です。カババでは、ローン残債の一括処理を含めて所有権解除の手続きを22,000円で代行してくれます。自分でローン会社とやり取りしなくて済むので、ローンが残っている人には助かる仕組みです。
私の経験から伝えたい、カババで売るコツ
- 整備記録や交換履歴は、すべて担当者に伝える(私はエアコン交換の履歴などを出品ページに載せてもらいました)
- 傷や不具合は隠さずに申告する
- 販売店の店頭価格ではなく、「実際に売れる価格」を意識して、担当者に相談する
- 洗車やコーティングで、綺麗な状態にしてから出品する
- SNSなどで自分でも宣伝する(売れないと新着順で埋もれる)
使ってみた正直な感想
手間と時間はかかりました。価格設定で失敗し、出品中に故障が出て減額もありました。それでも、買取相場(120〜140万円)より高い156万円で売れたので、カババを使ってよかったと思っています。
おすすめできるのは、スケジュールに余裕があって、自分で宣伝する労力を惜しまない人です。一方で、売れ残る場合もあるので、一括査定などの利用も視野に入れておくと安心です。私の失敗を先に知っておけば、同じつまずきは避けられるはずです。
出品前の査定と撮影は無料で、売れなければ費用はかかりません。まずは担当者に、あなたの車ならいくらで出せそうか聞いてみると、売り方を決める材料になります。
ユーカーパック(オークション形式)のメリット・デメリット
ユーカーパックは、オークション形式で車を売るサービスです。ここからのサービスは私自身は使っていないので、公式サイトで公表されている情報をもとに書きます。
ユーカーパックの仕組み
公式サイトでは、「8000店が競い合う」「手数料は一切かからない」「電話も査定もやりとりは1社だけ」と案内されています。多くの買取店がオークションで値段を競い、売り手がやり取りするのはユーカーパック1社だけ、という形です。買取額については「オークションでの最高値」と注記されています。
一括査定で心配になりがちな「何社からも電話が来る」状況を避けたい人に向けた仕組みといえます。
確認しておきたい点
公式のトップページには、申し込んでから売却までの流れの詳細や、キャンセルの規定について記載が少なめでした。いつまでならキャンセルできるのか、成約後の手続きはどう進むのかは、申し込む前に利用規約で確認してください。
メリット
- 多くの買取店が競い合い、手数料はかからず、やりとりは1社だけ(いずれも公式表記)
デメリット
- 流れの詳細やキャンセル規定は、公式トップだけでは分かりにくく、利用規約での確認が必要
- 買い手は買取店のため、個人に直接売るカババのように、店頭価格に近い金額になるとは限らない
ユーカーパックが向いている人
- 営業電話のやり取りを、できるだけ1社に絞りたい人
- 手数料をかけずに売りたい人
電話のやり取りを1社に絞ったまま、多くの買取店の値段を比べられます。手数料はかからないと公式が案内しているので、相場を知る手段として試してみるのも一つの方法です。
MOTA車買取(事前査定・上位3社のみ連絡)のメリット・デメリット
MOTA車買取は、MOTA inc.が運営する事前査定方式のサービスです。こちらも、公式サイトで公表されている情報をもとに書きます。
MOTA車買取の仕組み
申し込むと、最大20社がWeb上で入札します。最短3時間後に概算の査定額を確認でき、電話がかかってくるのは高額査定の上位3社までです。4社目以降とも話したい場合は、自分で追加できます。
利用料は無料で、キャンセル料や違約金は請求しないと公式に明記されています。売却するかどうかは任意なので、金額を見てから決められます。
公式が公表している数字
公式の調査(自社アンケート、回答3,645件、2023年6月〜2024年5月)では、「下取り比 平均30.3万円お得」とされています。自社の調査で、第三者が検証した数字ではない点は押さえておいてください。
公式が書いている注意点
MOTAの公式サイトには、利用前に知っておきたい注意点も載っています。
- 査定額は概算で、実車の確認が必要な場合がある
- 査定額を保証するものではない。公式サイトの口コミ欄には、査定額と最終提示額が大きく違った例(66.2万円→45万円など)も載っている
- 登録した車の情報を修正できるのは、入札結果が開示される30分前まで
- 申し込みから60日たつと、アカウントが削除される
- 同じ買取店が、別の電話番号でかけてくることがある
- あんしん決済は、導入している買取店でのみ使える
メリット
- 最大20社がWeb上で入札するので、比べやすい
- 電話は高額査定の上位3社までに絞られる
- 最短3時間後に概算査定額が分かる
- 利用料は無料で、キャンセル料・違約金は請求しないと公式に明記
- 売却は任意で、金額を見てから決められる
デメリット
- 上の「公式が書いている注意点」のとおり、査定額は概算で、最終提示額が下がる例もある
MOTA車買取が向いている人
- まずは早く、おおよその相場を知りたい人
- 営業電話の数を減らしたいが、複数社の金額は比べたい人
- 下取りの金額と比べる材料がほしい人
電話は上位3社までで、利用料もキャンセル料もかからないと公式が案内しています。下取りの見積もりをもらう前に、比べる材料として概算額を見ておくと判断しやすくなります。
カーセンサー(一括査定/オークション型)のメリット・デメリット
カーセンサーは、リクルートが運営する車買取のサービスです。私も相場を調べるときに、カーセンサーの情報を参考にしました。ただし、売却には使っていないので、ここでは公式サイトの情報をもとに書きます。
カーセンサーの2つの方式
カーセンサーには、2つの売り方があります。
- 一括査定:最大30社に査定を依頼できる
- オークション型:最大5000社が入札し、電話対応は1社のみ
どちらも無料です。また、公式サイトのフッターには、日本自動車購入協会(JPUC)のウェブサイト監修を受けていると記載されています。
一括査定とオークション型の使い分け
一括査定は、多くの買取店から直接金額を聞けるのが強みですが、一般的な注意として複数の会社から連絡が来ます。電話の数を減らしたいなら、電話対応が1社のみのオークション型を選ぶ方法があります。
メリット
- 一括査定とオークション型の2つから選べる
- 一括査定は最大30社、オークション型は最大5000社が入札と、比べる相手が多い
- 無料で使える
- JPUCのウェブサイト監修を受けている(公式フッター)
デメリット
- 一括査定を選ぶと、複数社から連絡が来る
- 方式が2つあるぶん、自分に合うほうを選ぶ必要がある
カーセンサーが向いている人
- まずは広く相場を知りたい人
- 多くの買取店の金額を比べたい人
- 電話が多くても気にならない人(一括査定)、または電話を1社に絞りたい人(オークション型)
一括査定とオークション型のどちらも無料で、方式を選べます。連絡の数をどこまで許せるかで方式を選び、まずは相場の幅をつかんでおきましょう。
あなたに合う車の売り方診断と、サービスの組み合わせ方
ここまで読んで、「結局どれを使えばいいのか」と迷っている人もいると思います。次の流れで考えると、自分に合う売り方が見えてきます。

質問1:売るまでの期限に余裕はありますか
乗り換え先の納車日が近い、来月には手放したい、という場合は、入札型(MOTA車買取、ユーカーパック、カーセンサーのオークション型)から考えるのが現実的です。数か月の余裕があるなら、カババも選択肢に入ります。私の例では、出品から成約まで約2か月半、取材から納車まで4か月弱でした。
質問2:営業電話はどこまで許せますか
電話はできるだけ少なくしたいなら、ユーカーパック(電話も査定もやりとりは1社だけ)、カーセンサーのオークション型(電話対応は1社のみ)、MOTA車買取(上位3社まで)が候補です。電話が多くても、とにかくたくさんの会社と話したいなら、カーセンサーの一括査定が向いています。
質問3:高さと手間、どちらを優先しますか
手間をかけても少しでも高く売りたいなら、カババが候補です。手間を減らして早く終わらせたいなら、入札型が合っています。乗り換えの手続きを1か所で済ませたいなら、ディーラー下取りも選択肢です。ただし、その場合もほかの売り方の金額を一度見ておくと、下取りの金額が妥当かどうか判断できます。
組み合わせ例1:入札型で相場をつかんでから、カババの価格を決める
私がいちばん伝えたいのがこの方法です。私は最初、販売店の店頭価格に引っ張られて高すぎる価格で出品し、売れませんでした。先に入札型や一括査定で「買取店ならいくらで買うか」を知っておけば、カババに出すときの価格の下限の目安になります。
買取相場より高く、店頭価格よりは下。その間で「実際に売れる価格」を担当者と相談すれば、私のような遠回りは避けやすくなります。
組み合わせ例2:カババに出しつつ、売れなかったときの手を用意しておく
カババは、期日までに売れなかった場合、全国の買取業者から厳選した一括査定のサポートを受けられると公式に案内しています。出品中も車に乗れて、出品後のキャンセルも無料です。
つまり、まずカババで高く売れるかを試し、売れなければ一括査定に切り替える、という流れが組めます。売れない場合の受け皿があると分かっていれば、出品のハードルは下がるはずです。
車の売却で損しないための注意点
車の売却は金額が大きいぶん、トラブルになると影響も大きくなります。業界団体や消費生活センターなどの公開資料をもとに、契約の前に知っておきたいことをまとめます。
契約後のキャンセルは、原則として難しい
車の売却契約が成立すると、売る側も買う側も契約に拘束されます。相手に契約違反などがない限り、一方的に解除することはできないとされています。
キャンセル料を請求される場合も、その額は実際の損害の範囲です。平均的な損害額を超える部分は、消費者契約法9条で無効になります。とはいえ、契約したあとで揉めるより、契約する前に慎重になるほうがずっとラクです。
車の売却は、クーリング・オフの対象外
訪問査定で自宅に来てもらって売った場合でも、車の売却はクーリング・オフの対象外です。「あとで取り消せるだろう」と考えてサインするのはやめましょう。
査定の場で即決しない
査定の場で「今日決めてくれたらこの金額」などと契約を急がされても、すぐに契約しないことが大切です。ほかのサービスの金額と比べてから決めても、遅くはありません。
一括査定は、連絡が一斉に来ることを想定しておく
一括査定に申し込むと、複数の買取会社から一斉に連絡が来ます。山口県消費生活センターには、比較のために車を返してほしいと頼んでも応じてもらえなかった、という相談事例も紹介されています。契約前に車を引き渡さない、比べ終わるまで決めない、の2点を意識しておきましょう。
修復歴や不具合は、正直に申告する
修復歴や不具合を隠して売ると、あとで分かったときに減額やトラブルにつながります。MOTA車買取の公式サイトでも、査定額は概算で、実車確認が必要な場合があるとされています。最初から正直に伝えておくほうが、結果的に話がこじれません。
カババの「安心出品サービス」も、自己申告と違いがある場合は対象外です。
ローン残債と、車検証の所有者を確認する
ローンが残っている車は、車検証の所有者がローン会社や販売店になっていることがあります。売る前に、車検証で所有者を確認しておきましょう。所有者が自分でない場合は、所有権解除の手続きが必要です。カババでは、ローン残債の一括処理を含めた所有権解除の手続き代行を22,000円で受け付けています。
必要書類を早めにそろえる
売却には、車検証などの書類が必要です。何が必要かは、売る相手や手続きの内容によって変わるので、利用するサービスの担当者に確認して、早めにそろえておきましょう。書類がそろわないと名義変更が遅れ、3月をまたぐ場合は自動車税の通知があなたに届く原因にもなります。
困ったときの相談先
売却でトラブルになったときは、次の窓口に相談できます。
- 消費者ホットライン:188
- JPUC(日本自動車購入協会)「車売却消費者相談室」
車を売る前のチェックリスト
申し込む前に、次の項目を確認しておきましょう。
- 乗り換え先の納車日など、いつまでに売りたいかを決めた
- 営業電話をどこまで許せるか(1社だけ/数社まで/何社でも)を決めた
- 車検証で、所有者が自分かどうかを確認した
- ローンが残っているか、残債はいくらかを確認した
- 車検の有効期限を確認した(切れると公道を走れず、陸送が必要になる)
- 3月に売るなら、名義変更の完了時期と、自動車税の扱いを契約前に確認する
- 整備記録や交換履歴をまとめた
- 傷や不具合、修復歴を書き出した
- 洗車をして、車内の荷物を片付けた
- 少なくとも2つの売り方の金額を比べ、査定の場で即決しないと決めた
- 各サービスの最新の料金・条件を、公式サイトで確認した
車買取・売却のよくある質問
Q. 営業電話がしつこくならない売り方はありますか?
A. 公式の案内では、ユーカーパックは「電話も査定もやりとりは1社だけ」、カーセンサーのオークション型は電話対応が1社のみ、MOTA車買取は高額査定の上位3社までです。カババは、カババの担当者とのやり取りになり、購入者と直接話す必要はありません。電話の数を減らしたいなら、これらの方式が候補になります。
Q. 相場を調べるだけでも、お金はかかりますか?
A. このページで紹介した4サービスは、査定や出品の段階では無料です。MOTA車買取はキャンセル料・違約金を請求しないと公式に明記しており、売却は任意です。カババも売れなければ費用はかからず、出品後のキャンセルは無料です(2026年10月時点で公式サイトで確認)。
Q. カババに出品して、売れなかったらどうなりますか?
A. 費用はかかりません。カババは、期日までに売れなかった場合、全国の買取業者から厳選した一括査定のサポートを受けられると公式に案内しています。購入者が現れない車もあると公式が明記しているので、売れない場合の手も考えておくと安心です。
Q. カババの手数料はいくらですか?
A. 2026年10月時点で公式サイトで確認した内容では、成約時のみシステム利用料がかかり、出品価格200万円未満なら55,000円、200万円以上なら110,000円(税込)です。ローンが残っている場合は、所有権解除の代行に22,000円がかかります。出品・査定・撮影は無料です。
Q. カババに出品している間、車には乗れますか?
A. 乗れます。ただし、私の経験では、出品中に不具合が出て減額になりました。乗り続けるなら、状態の変化には気をつけておいてください。
Q. 一度契約したあとで、キャンセルできますか?
A. 車の売却契約が成立すると、相手に契約違反などがない限り、一方的に解除することはできないとされています。車の売却はクーリング・オフの対象外です。キャンセル料は実際の損害の範囲とされますが、契約の前に慎重に判断することが大切です。困ったときは消費者ホットライン188や、JPUC「車売却消費者相談室」に相談できます。
Q. 3月に売ると、自動車税はどうなりますか?
A. 自動車税(種別割)は4月1日時点の所有者に課されます。名義変更が4月にずれ込むと売主に納税通知書が届くので、完了時期と遅れた場合の負担を契約で確認しておきましょう。
車売却で後悔しないために:まとめ
車の売り方に、誰にとっても正しい答えはありません。手間と早さを重視するなら入札型のMOTA車買取やユーカーパック、時間をかけてでも少しでも高く売りたいならカババ、まず広く相場を知りたいならカーセンサー。あなたの優先順位で選んでください。
私自身は、カババで約18年乗ったS15シルビアを売りました。価格設定で失敗し、出品中の故障で減額もありましたが、買取相場(120〜140万円)を上回る156万円で成約できました。その経験から言えるのは、「比べてから決める」ことの大切さです。
売るのを先延ばしにすると、3月をまたいだときの自動車税、車検の期限、年式や走行距離、出品中の不具合など、手取りが減る要因が増えていきます。一方で、相場を確かめること自体は無料です。MOTA車買取はキャンセル料・違約金を請求しないと公式に明記し、カババは売れなければ費用0円です。
金額・条件は2026年10月時点で公式サイトで確認したものです。最新の内容は、各公式サイトで確かめてください。
まずは無料で、あなたの車の相場を確かめておきましょう。売るかどうかは、その金額を見てから決めれば大丈夫です。
