クロスクライメート3の口コミ・評判は?雪道性能と凍結路での注意点
ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート3」の口コミ・評判を、公式の情報と試乗記からまとめました。スポーツ寄りの「クロスクライメート3 スポーツ」と、前の「クロスクライメート2」との違いもあわせて見ていきます。
結論から言うと、クロスクライメート3は「雪も走れる夏タイヤ」として、雨・乾いた路面・急な雪をまとめてこなしたい人向けのタイヤなんですよね。前のモデルより雪の上の横方向のグリップが上がったと評価されるいっぽう、凍った路面は「適していない」とメーカー自身がはっきり書いているのが大事なポイントです。
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クロスクライメート3とは?
クロスクライメート3は、日本ミシュランタイヤが2025年10月1日から順次売り出したオールシーズンタイヤです。くるまのニュースの記事(2025年9月2日)によると、発売時は16〜20インチの35サイズで、同時にスポーツ性能を加えた「クロスクライメート3 スポーツ」も18〜21インチの27サイズで登場しました。価格はオープンです。
その後もサイズが追加されていて、2026年7月にも両モデルのサイズ拡充が発表されています。ミシュランは自らこのシリーズを「雪も走れる夏タイヤ」と呼んでいて、あくまで夏タイヤの性能を土台にしたタイヤ、という位置づけなんですよね。

メーカーが示している特徴
- V字のトレッドの真ん中に溝を新しく入れ、水と雪をかき出す力を高めて、ウェットと雪の上のブレーキ性能を高めた
- トレッド全体に均一に力がかかる「マックスタッチコンストラクション」で、減りにくさ(耐摩耗性能)を高めた。重いハイブリッド車や EV も想定
- 大きさの違うブロックを並べる「ピアノアコースティックテクノロジー」で、耳ざわりな周波数の音を減らした
- 転がり抵抗のラベリングで、シリーズで初めて「AA」を取ったサイズがある(サイズによって AA または A)
比べる相手は前のクロスクライメート2で、減りにくさ・燃費・静かさ・雪・ウェットの各性能が上がったとされています。ただし、スバルの販売店向けの資料などでも、具体的な向上率の数字は確認できませんでした。
雪道・凍結路での扱い
オールシーズンタイヤを選ぶときにいちばん大事なのが、この部分です。ミシュランの資料の「路面適合表」では、次のように示されています。
| 路面・規制 | クロスクライメート | スタッドレス |
|---|---|---|
| ドライ・ウェット | ◎ | ○ |
| シャーベット・圧雪 | ◎ | ◎ |
| 凍結 | ×(適していない) | ◎ |
| 高速道路の冬用タイヤ規制 | 通行可 | 通行可 |
| 全車チェーン規制 | チェーン装着 | チェーン装着 |
資料には、冬用タイヤ規制のときでも気象条件によってはオールシーズンタイヤで走れないことがあり、道路の管理者に確かめるように、とも書かれています。さらに「スタッドレスタイヤではありません」と明記したうえで、雪道や凍結路を日常的に走るならスタッドレスをすすめる、としています。ここはメーカーが一番はっきり線を引いているところなんですよね。

口コミ・評判で多い「良い点」
雪の上の横方向のグリップが上がった
Car Watch の橋本洋平さんの試乗記(2026年3月10日)では、北海道のテストコースで、雪のワインディングでも前のモデルより横方向のグリップが高まり、車の動きが落ち着いて走れたと書かれています。雪の上り坂でもトラクションは良好で、慎重に走れば十分という評価でした。
くるまのニュースの試乗記事では、雪の上で円を描いて回る試験で、限界の速度がクロスクライメート2は時速38km、クロスクライメート3 スポーツは時速40km、スタッドレスの X-ICE SNOW は時速42kmだったと紹介されていました。スタッドレスには届かないものの、前のモデルより確実に上がっている、ということなんですよね。
乾いた路面・雨・静かさは夏タイヤに近い
試乗記では、ウェットの性能や乾いた路面の高速での安定感、静かさについて、サマータイヤとあまり変わらない性能だと評価されています。1年中履いたままでも、ふだんの乗り心地や静かさを我慢しなくていい、というのは大きな長所だと思います。
低い扁平のスポーツ版でも雪に対応
Car Watch の試乗記では、扁平率の低いタイヤは雪の上で弱点が出やすいところを、スポーツ版は専用のゴムでカバーしていると評価されていました。スポーティな車に乗っている人にも選べるのは、このシリーズならではです。
口コミ・評判で見かける「気になる点」
凍った路面は頼りない
Car Watch の試乗記では、すすめられていない氷の上でも時速30km付近からのフルブレーキで止まることはできたものの、感覚は「一世代前のスタッドレスタイヤ」に近く、どこか頼りないと書かれています。氷の上を重視するならスタッドレスが必要、というのが筆者の結論でした。
雪の多い道ではスタッドレスに一歩及ばない
同じ試乗記では、雪の上り坂で、スタッドレスと比べると全体のグリップが一段下がると書かれていました。上で紹介した旋回試験の数字でも、スタッドレスとの差はあります。雪国の人が冬の主力として使うタイヤではない、と考えておいたほうがいいと思います。
チェーンの準備は別に必要
全車チェーン規制の区間では、どのタイヤでもチェーンが必要です。オールシーズンにしたから冬の備えは全部終わり、ではないんですよね。雪の山道に行く予定があるなら、チェーンを積んでおきたいところです。
クロスクライメート3が向いている人・向いていない人
向いている人
- 雪が年に数回の地域に住んでいて、急な雪に備えたい人
- 夏・冬のタイヤの履き替えや保管をやめたい人
- 雨の日の性能や、乾いた路面での静かさ・乗り心地も重視したい人
- スポーティな車に乗っている人(3 スポーツ)
向いていない人
- 凍った路面を日常的に走る人、雪国に住んでいる人
- スキー場など、冬の山道をよく走る人
まとめ
クロスクライメート3は、ミシュランが「雪も走れる夏タイヤ」と呼ぶオールシーズンタイヤです。試乗記では、前のモデルより雪の上の横方向のグリップが上がり、乾いた路面や雨、静かさは夏タイヤに近いと評価されています。
いっぽう、凍った路面はメーカーの表でも「×」で、試乗記でも頼りないと書かれていました。全車チェーン規制ではチェーンも必要です。雪が年に数回の地域で、1年中履けるタイヤを探している人に向いていると思います。
この記事で紹介した製品
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出典
- 日本ミシュランタイヤ「MICHELIN CROSSCLIMATE 3」製品ページ https://www.michelin.co.jp/auto/tyres/michelin-crossclimate-3 (2026年10月31日確認)
- スバル「ミシュラン クロスクライメート3」販売店向け資料(PDF) https://www.subaru.jp/afterparts/tire/lineup/michelin/images/pdf/michelin-crossclimata3.pdf
- くるまのニュース「ミシュラン『MICHELIN CROSSCLIMATE』新製品登場」(2025年9月2日) https://kuruma-news.jp/post/942555
- Car Watch「クロスクライメート3」雪上試乗(2026年3月10日、橋本洋平) https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/2091859.html
- くるまのニュース「ミシュランの新オールシーズンタイヤ『クロスクライメート3/3スポーツ』を試してみた」 https://kuruma-news.jp/post/1015670/2
















