ベクター フォーシーズンズの口コミ・評判は?GEN-3の雪道性能と注意点
グッドイヤーのオールシーズンタイヤ「ベクター フォーシーズンズ」の口コミ・評判を、公式の情報と試乗記からまとめました。いまの主力の「ベクター フォーシーズンズ GEN-3」と、前の「ハイブリッド」の違いもあわせて見ていきます。
結論から言うと、ベクター フォーシーズンズは雪が年に数回の地域で、夏と冬のタイヤ交換をやめたい人に向いたタイヤなんですよね。乾いた路面での静かさは「オールシーズンとは分からないほど」と評価されるいっぽう、凍った路面はスタッドレスにかなわない、という点ははっきりしています。
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ベクター フォーシーズンズとは?
ベクター フォーシーズンズは、夏も冬も1年中履いたままにできる「オールシーズンタイヤ」です。2026年10月31日時点の公式サイトでは、次のモデルが紹介されています。
| モデル | 対象 | サイズ |
|---|---|---|
| VECTOR 4SEASONS GEN-3 | プレミアムな乗用車向け | 15〜20インチ・37サイズ |
| VECTOR 4SEASONS GEN-3 SUV | SUV 向け | 17〜20インチ・13サイズ |
| VECTOR 4SEASONS(ハイブリッド) | スタンダードな乗用車向け | 13〜18インチ・54サイズ |
| VECTOR 4SEASONS CARGO | 商用車向け | 12〜15インチ・4サイズ |
GEN-3 は2022年に登場した第3世代で、くるまのニュースの記事(2022年9月)では、従来の「ハイブリッド」はスタンダード、GEN-3 はプレミアムという位置づけで、両方が一緒に売られると紹介されていました。

冬用タイヤとしての扱い
スノーフレークマークで冬用タイヤ規制は走れる
公式サイトでは、ベクター フォーシーズンズに付いているスノーフレークマークについて、ASTM の試験で寒い地域での性能が認められた証であり、日本では冬用タイヤ規制のときに走れる冬用タイヤとして認められている、と説明されています。高速道路などで「冬用タイヤ規制」が出たときも、夏タイヤのように止められることはないんですよね。
チェーン規制ではチェーンが必要
いっぽう、大雪のときに出る「チェーン規制」の区間では、スタッドレスタイヤでもオールシーズンタイヤでも、タイヤチェーンを付けないと走れません。Car Watch の試乗記でも、いざというときのためにチェーンを積んでおくことがすすめられていました。
凍結路ではスタッドレスにかなわない
公式サイト自身も、スタッドレスではないので、雪や凍結のきびしい地域ではスタッドレスをすすめる、と書いています。路面ごとの向き不向きを示した図でも、凍った路面はスタッドレスが◎、オールシーズンは△とされていて、ここはメーカーもはっきり線を引いているところなんですよね。

口コミ・評判で多い「良い点」
乾いた路面では夏タイヤに近い静かさ
Car Watch の橋本洋平さんの試乗記(2024年5月3日)では、乾いた路面での GEN-3 について、「言われなければこれがオールシーズンタイヤであるとは分からないかもしれないというレベル」と評価されています。メーカーの資料では、前の世代と比べてパターンノイズを36%、ロードノイズを31%減らしたとされています。
高速道路・雨の日も安定
同じ試乗記では、高速道路やワインディングでも安定していて「自信を持ってこなせる」と書かれていました。雨やシャーベット状の路面でも、水はけがよく路面をつかむ感覚があり、不安はなかったそうです。くるまのニュースの記事でも、ウェットでの横方向のグリップが高く、限界近くでの滑り出しがおだやかだったと評価されていました。
雪道の横方向のグリップが改善
Car Watch の試乗記では、長野県の志賀高原の雪道で、縦方向のグリップは十分で、オールシーズンにありがちな「横が弱い」というイメージはかなり薄れた、と書かれています。メーカーのデータでは、雪の上のブレーキ性能は前の製品より約5%向上したとされています。
タイヤ交換の手間がなくなる
オールシーズンタイヤを選ぶ人がいちばん喜ぶのは、年2回の履き替えと、使わないタイヤの保管がいらなくなることなんですよね。マンション住まいで置き場所がない人や、雪のたびに慌てて履き替えていた人には、ここが一番の価値だと思います。
口コミ・評判で見かける「気になる点」
凍った路面は過信できない
Car Watch の試乗記では、氷の上は走らず印象だけとしたうえで、「アイス路面も走れなくはない印象」と書かれていました。逆に言えば、つるつるの路面で安心して走れるタイヤではない、ということです。スタッドレスと比べると冬の性能は劣る部分がある、とも書かれていました。
前のハイブリッドは高速でのノイズが気になる声
くるまのニュースの記事では、前のモデル(ハイブリッド)について、トータルのバランスがよく素直な特性だとしたうえで、高速走行時のタイヤノイズが比較的大きい点が気になる、と書かれていました。いまも売られているスタンダードモデルを選ぶ場合は、ここを覚えておくといいと思います。
雪の多い地域には向かない
ふだんから雪が積もる地域や、毎朝凍結する道を走る人は、メーカーもすすめているとおりスタッドレスタイヤのほうが安心です。オールシーズンは「雪が年に数回の地域の、もしものとき」に向いたタイヤだと考えておきたいところです。
なぜ評価が分かれるのか
ベクター フォーシーズンズの評価が分かれるのは、住んでいる地域の冬の厳しさで、求める性能がまったく違うからなんですよね。
- 雪が年に数回の地域:1年中履けて静か、という長所がそのまま満足につながる
- 雪国・凍結路の多い地域:凍った路面での性能が足りず、スタッドレスのほうが安心
- スキーなどで雪山に行く人:冬用タイヤ規制は走れても、チェーン規制や凍結路への備えは別に必要
ベクター フォーシーズンズが向いている人・向いていない人
向いている人
- 関東・東海・関西の平野部など、雪が年に数回程度の地域に住んでいる人
- タイヤの履き替えや保管の手間・費用をなくしたい人
- 乾いた路面での静かさや乗り心地も大事にしたい人(GEN-3)
向いていない人
- 雪国に住んでいる人、凍った道を毎日走る人
- スキー場など雪山へよく出かける人(スタッドレスとチェーンが安心)
- 高速道路の静かさを重視するのに、スタンダードモデルを選ぼうとしている人
まとめ
ベクター フォーシーズンズ GEN-3 は、乾いた路面では夏タイヤに近い静かさと安定感があり、雪道でも縦方向のグリップは十分と評価されているオールシーズンタイヤです。スノーフレークマーク付きで、冬用タイヤ規制の道も走れます。
ただし、凍った路面はスタッドレスにかなわないことをメーカー自身も認めていて、チェーン規制ではチェーンが必要です。雪が年に数回の地域で、履き替えの手間をなくしたい人に向いたタイヤだと思います。
この記事で紹介した製品
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出典
- グッドイヤー「VECTOR 4SEASONS」特設ページ https://www.goodyear.co.jp/special/vector/ (2026年10月31日確認)
- Car Watch「グッドイヤー『Vector 4Seasons Gen-3』試乗」(2024年5月3日、橋本洋平) https://car.watch.impress.co.jp/docs/review/1587981.html
- くるまのニュース「オールシーズンタイヤの代表格に新モデル登場! グッドイヤー『ベクター4 GEN3』の進化とは?」(2022年9月2日) https://kuruma-news.jp/post/549292
















