アルファ ロメオ、JUNIOR限定車Pilota by Sabeltを120台で発売
Stellantisジャパンは2026年10月29日、アルファ ロメオのコンパクトモデル「JUNIOR」の限定車「JUNIOR Pilota by Sabelt(ジュニア ピロタ バイ サベルト)」を発表し、同日から全国のアルファ ロメオ正規ディーラーで発売しました。120台限定で、メーカー希望小売価格(税込)は532万円からです。イタリアのシートメーカー、Sabelt社製のスポーツシートが最大の特長になっています。
ボディカラーは2色、台数と価格
ベースになるのは「JUNIOR Ibrida」で、限定車はボディカラーが2色のみです。台数と価格は次のとおりです。
| ボディカラー | 台数 | 希望小売価格 |
|---|---|---|
| トルトーナ ブラック | 50台 | 5,320,000円 |
| ブレラ レッド/ブラックルーフ | 70台 | 5,470,000円 |
2色の合計が120台です。ブラックは50台、ブレラ レッドは70台と、赤のほうが多く用意されています。
主役はSabelt製のアルカンターラ・スポーツシート
モデル名の「Pilota」は、イタリア語でパイロット(操縦士)を意味する言葉です。公式リリースによると、最大の特長はモータースポーツ分野で培われた技術を生かしたSabelt製のスポーツシートで、コーナリング中も体をしっかり支えるホールド性の高い形状に、アルカンターラ素材を組み合わせています。シートヒーターとパワーシートも備え、快適性にも配慮したとリリースは説明しています。
インテリアは、シートに加えて、ステアリングホイール、ダッシュボード、センターコンソールにもアルカンターラを使い、全体に統一感を持たせています。ステアリングはレザーとアルカンターラの組み合わせで、オーディオコントローラーが付きます。パドルシフトも特別装備に含まれています。
Sabelt社は1972年にイタリア・トリノで設立された自動車部品メーカーで、レーシング・ハーネス、シート、ステアリング、アパレルなどを製造・販売しています。リリースでは、F1やWRCをはじめとする数々のレースで同社の製品が採用されてきたことや、2019年から2023年にF1へ参戦した「Alfa Romeo F1 Team」の2022年型「C42」にSabelt製のシートと多点式シートベルトが使われたこと、「Giulia Quadrifoglio GTA/GTAm」「4C」「4C Spider」「Mito Quadrifoglio Verde」などの市販車にも同社の製品が使われてきたことが紹介されています。
外装はマットブラックにレッドの差し色
エクステリアは、マットブラック仕上げのサイドスカートとリアバンパーに、レッドのインサートを合わせた専用ボディキットが特徴です。フロントには、ブランドの象徴であるビショーネ(大蛇)をあしらったプログレッソ・デザインのスクデット(盾型グリル)が付きます。
足元は、18インチのアルミホイール「フォリ」です。三つ葉をモチーフにした造形で、2023年に世界33台限定で発売された「33 Stradale(トレンタトレ ストラダーレ)」から着想を得たとされています。33 Stradaleは、1967年型の同名スポーツモデルをルーツとするカスタム仕様の限定モデルです。
特別装備をまとめると、次の7点です。
- マットブラック+レッドインサートのボディキット
- スクデット プログレッソ
- 18インチ フォリ アルミホイール
- Sabelt製アルカンターラ・スポーツシート(パワーシート、シートヒーター付)
- アルカンターラ仕上げのインテリア加飾
- レザー&アルカンターラのステアリングホイール(オーディオコントローラー付)
- パドルシフト
ベース車JUNIOR Ibridaの特徴
リリースでは、JUNIOR Ibridaを、イタリアンデザインならではの美しさと先進のハイブリッド技術を融合した、新時代を象徴するコンパクトモデルと位置づけています。三眼ヘッドライトや、進化したトライローブ(三つ葉)形状のフロントグリルに加え、1960年代にアルファ ロメオが先駆けて採用した、空力のためにリアエンドを断ち切る手法「コーダトロンカ」を取り入れたフォルムが特徴です。2025年6月の発売以来、デザイン性と使い勝手が評価され、若年層や女性を含む幅広い層に支持されているとも説明しています。
なお、今回のリリースには、エンジンの排気量や最高出力、燃費といったパワートレーンの数値は載っていません。ベース車と同じ内容かどうかも含め、詳しい数値は商品サイトやディーラーで確認する必要があります。リリースの写真は欧州仕様とされており、日本仕様の細部は実車で見比べるのが確実です。
デビューフェアは11月14日から
11月14日(土)から23日(月・祝)まで、全国のアルファ ロメオ正規ディーラーで「JUNIOR Pilota by Sabelt デビューフェア」が開かれます。期間中に来場した人には、「Alfa Romeo × Sabelt」のオリジナルカードケースが贈られます。商品サイトは alfaromeo-jp.com の特設ページです。
2026年に発売された他のJUNIOR限定車
同じリリースの「関連情報」欄には、今年のJUNIOR限定車が3件掲載されています。2026年1月7日に180台限定の「JUNIOR Ibrida INTENSA」が5,080,000円(税込)、5月14日に80台限定の「JUNIOR Ibrida Avorio Classico」が4,990,000円(税込)、8月6日に140台限定の「JUNIOR Ibrida Sport Speciale」が5,250,000円(税込)で発売されています。
今回の120台はこれに続くもので、掲載されている限定車は2〜4か月おきに発売されています。Pilotaの532万円は、この3台(499万〜525万円)より7万〜33万円高い設定です。リリースが特長の説明の大半をSabelt製シートとアルカンターラの内装に割いていることから、筆者は、見た目の加飾よりも、乗る人が直接触れる部分に重きを置いた限定車だと受け止めています。一方、パワートレーンの記載が無いため、走りの面でベース車と違いがあるのかは、商品サイトの諸元や試乗記事を見てから判断したいところです。
出典
- Stellantisジャパン「アルファ ロメオ 限定車『Alfa Romeo JUNIOR Pilota by Sabelt』を発売」(2026年10月29日)
- Car Watch「アルファ ロメオ、120台限定車『ジュニア ピロタ バイ サベルト』 サベルト製スポーツシート採用など価格532万円から」(2026年10月30日)
2026年10月31日時点の情報です。
















