車検切れの罰則とリスク|違反点数6点と、切れた車の運び方

車検切れの罰則とリスクとは
車検(自動車検査証の有効期間)が切れた車は、公道を走れません。走ると「無車検運行」という違反になります(道路運送車両法58条)。うっかり忘れていた場合でも、違反であることに変わりはありません。
さらに、自賠責保険も同じ時期に切れていることが多く、その場合は「無保険運行」も重なります。この記事では、罰則の中身と、期限切れに気づいたときの対処を整理します。
車検切れの罰則とリスクの基本
罰則と違反点数
| 違反 | 根拠の法律 | 刑事罰 | 違反点数 |
|---|---|---|---|
| 無車検運行(車検切れで走る) | 道路運送車両法 第58条・第108条 | 6か月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金 | 6点 |
| 無保険運行(自賠責切れで走る) | 自動車損害賠償保障法 第5条・第86条の3 | 1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金 | 6点 |
違反点数は警視庁の点数一覧表によります。国土交通省は、自賠責に入らずに運転すると違反点数6点がつき、即座に免許停止処分になると案内しています。両方が切れた状態で走ると、それぞれの違反に問われる可能性があります。
自賠責が切れていると、事故のときにどうなるか
自賠責に入っていない車で人身事故を起こすと、本来は自賠責から払われる賠償金を、すべて自分で負担することになります。任意保険に入っていても、払われるのは自賠責の限度額を超えた部分だけです(国土交通省)。たとえば被害者が死亡した事故では、自賠責の限度額3,000万円までを自分で払う必要が出てきます。
車検切れの罰則とリスクの具体例
気づいたのが満了日の前日だった
満了日までなら、車検を受けられます。すぐに依頼先に電話し、当日か翌日に入庫できるか相談します。間に合わない場合は、満了日を過ぎたら車を動かさず、下の「切れた車の運び方」に進みます。
満了日を1週間過ぎていた
その車を運転して整備工場や検査場に行くことはできません。整備工場に引き取りを頼むか、臨時運行許可を受けて運びます。
車検切れの罰則とリスクの実践ステップ
切れた車の運び方
- 車を動かさない: 自宅の車庫など、公道以外の場所に置いたままにします。
- 自賠責の期限を確認する: 自賠責保険証明書の保険期間を見ます。
- 運び方を選ぶ:
- 整備工場に積載車で引き取りに来てもらう(費用は工場に確認)
- 市区町村役場などで「臨時運行許可」(仮ナンバー)を受け、許可された目的と経路で運ぶ。申請には、運ぶ期間をカバーする自賠責保険の証明書などが必要です
- 車検を受ける: 整備のうえ、新しい車検証と検査標章(ステッカー)を受け取ります。
二度と切らさないために
- 満了日の2か月前をスマートフォンの予定表に登録する
- 満了日の2か月前から満了日までに車検を受ければ、次の満了日は変わらない(2025年4月から)
- 自賠責の期限も一緒に確認する
車検切れの罰則とリスクの注意点
- 「少しの距離なら」と運転するのは避けます。距離に関係なく違反です。
- 臨時運行許可は、許可された目的・経路・期間でしか使えません。
- 臨時運行許可の申請先・必要書類・手数料は、申請する市区町村で確認します。
- 刑事罰の内容は法令の改正で変わることがあります。最新の条文はe-Gov法令検索で確認できます。
車検切れの罰則とリスクでよくあるミス
- ステッカーを見ていなかった: 電子車検証は券面に期限が印字されません。ステッカーの裏面か車検証閲覧アプリで確認します。
- 自賠責の期限を見落とす: 車検だけ受ければよいと考え、自賠責が切れていることに気づかないケースです。
- 満了日の当日に受けて不合格になる: 不合格のまま期限が切れると、その車は走れません。日程に余裕を持ちます。
車検切れの罰則とリスクのチェックリスト
- □ 車検の満了日を、ステッカーの裏面かアプリで確認した
- □ 自賠責保険の保険期間を確認した
- □ 期限切れの車は公道を走らせていない
- □ 引き取りか臨時運行許可かを決めた
- □ 次の満了日の2か月前を予定表に入れた
車検切れの罰則とリスクのFAQ(よくある質問)
Q. 車検が切れた車を、家の前の道路に止めておくのは違反ですか?
A. 走らせなければ無車検運行にはなりません。ただし、公道に止めておくことは駐車のルールの問題になるので、車庫などに置きます。
Q. 車検切れに気づいたら、すぐ警察に届ける必要がありますか?
A. 走っていなければ、届ける必要はありません。運転せずに、引き取りか臨時運行許可で運び、車検を受けます。
Q. 任意保険に入っていれば、自賠責が切れていても大丈夫ですか?
A. 大丈夫ではありません。自賠責に入らずに運転すること自体が違反で、事故のときは自賠責の限度額までを自分で負担することになります。
筆者の見解(車検切れの罰則とリスク)
私見では、車検切れの多くは「期限を知らなかった」ことから起きていると考えます。電子車検証になって期限が券面から消えたため、ステッカーとアプリで確認する習慣がいっそう大切になりました。満了日の2か月前をカレンダーに入れるだけで、罰則のリスクはほぼなくせると思います。
車検切れの罰則とリスクの関連項目
- 車検はいつから受けられる?|満了日の2か月前ルールと期限の確認方法
- 車検費用の内訳|法定費用(重量税・自賠責・印紙代)と整備費の見方
- 自賠責保険とは|補償範囲・支払限度額と2026年11月の保険料改定
- 違反点数と免停の仕組み|ゴールド免許を守るための基礎知識
















