クルマのホイールに付着するブレーキダスト汚れに悩まされている人は多いと思います。
ホイールは洗うのが大変なので、「ボディーは頻繁に洗うけどホイールはたまにしか洗わない」という人も少なくありません。
その結果、落ちにくいガンコな汚れになってしまうんですよね…。
というわけで今回は、この厄介なブレーキダスト汚れを未然に防ぎ、ホイールを綺麗に保つ方法を紹介します。
そもそもブレーキダストってなぜ落ちにくいの?
ブレーキダスト汚れは放置したままにすると、普通のカーシャンプーでは落ちなくなります。
なぜなら、ブレーキダスト汚れの正体は鉄粉だからです。
ホイールに付着したブレーキダストは放置すると水分と反応して酸化して錆になります。さらにそのまま放置すると焼き付いたように固着してしまうんですよね。
こうなってしまったら普通に洗うだけでは落とせません…。
なので、ブレーキダストは固着する前に落とすことが重要になります。
ブレーキダスト汚れは日々の習慣で簡単に落とせる
ブレーキダスト汚れは想像以上のスピードで付着します。
試しに1時間ほど走ってブレーキダスト汚れを確認してみてください。1時間走っただけでも目に見えて分かるぐらい付着するんですよね。
特にフロント側のホイールには多くのブレーキダストが付着しているはずです。なぜなら、一般的にフロント側のほうが、ブレーキの利きが強く設定されている場合が多いからです。
ただ、この時点でのブレーキダストは表面に乗ってるだけなので簡単に落とせるのです。
1日の終わりに毛ばたきなどを使い、2~3分ほどササっとはらうだけで落とせます。
肉眼で分かる汚れはほぼ全て落とせるので、普段の洗車がメチャクチャ楽になりますし、ブレーキダストによるホイール劣化も防げます。
「毛ばたき使うと傷になるのでは?」と心配する人もいるかと思いますが、元々ホイールを洗車する場合はブラシで洗うのが一般的ですから、それに比べたら傷のリスクは低いと思います。また、形状的に多少の傷であれば目立ちません。
レギュラーサイズの毛ばたきだとホイール掃除には向かないので、私はミニサイズの毛ばたきを使っています。数年単位で使えるので長持ちですし、1,000円もしないので1つ持っておくと便利ですよ。
効率重視するならハンディタイプのマイクロファイバーモップがオススメです。
毛足が長く、静電気で吸着するのでメチャクチャ楽です。ただ、毛ばたきに比べると寿命が短いので、毎日使う場合は1カ月ほどで交換した方が良いですね。ただ、こちらも1,000円しないのでコスパは良いです。
固着してしまったブレーキダスト汚れを落とす方法
先ほども書いた通り、ブレーキダスト汚れを放置してしまった場合は、焼き付いて固着してしまいます。シャンプー洗車では落とせません。
こうなると鉄粉除去剤を使うしかありません。
ただ、一般的な鉄粉除去剤はタイヤやブレーキに悪影響を与える場合があります。なので、ホイールの鉄粉除去には専用の溶剤を使うようにしましょう。
おすすめはカーコーティングでお馴染みキーパー技研の『コーティング専門店のホイールクリーナー』。タイヤやブレーキといったホイール周辺パーツにダメージを与えない成分で作られているので安心です。
足回りはおしゃれの基本。綺麗な状態を保とう
簡単に汚れるので諦めがちなホイール汚れですが、毎日2~3分程度のひと手間をかけるだけで綺麗な状態を保つことが出来るんですよね。
ホイールをコーティングしておくと、ブレーキダスト汚れの除去がより楽になります。ホイールは高熱になるので、耐熱性能の高い専用のコーティング剤を使用するのがオススメです。
また、合わせて小まめにタイヤワックスも塗るのも忘れずに。
私はCCI スマートシャインを愛用していますが、この価格でタイヤ200本分施工出来るのでメチャクチャコスパ良いのでオススメです。水性タイプで伸びも良いので使いやすいです。
足回りがビシっと決まっていると、引き締まってクルマのカッコ良さが際立つので、ぜひ実践してみてください。