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自賠責保険とは|補償範囲・支払限度額と2026年11月の保険料改定

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自賠責保険とは|補償範囲・支払限度額と2026年11月の保険料改定

自賠責保険とは

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、自動車事故の被害者を救うために、原付やバイクを含むすべての自動車に加入が義務づけられた保険です。共済組合が扱うものは「自賠責共済」と呼ばれます。

補償するのは、事故で他人をけがさせたり死亡させたりしたときの賠償だけです。相手の車や物の損害、自分のけが、自分の車の修理代は補償されません。

自賠責保険の基本

支払限度額(被害者1人につき)

損害の種類 支払限度額 主な中身
傷害 120万円 治療費、休業損害、慰謝料など
後遺障害 75万円〜4,000万円 障害の程度(等級)に応じた逸失利益・慰謝料など。常に介護が必要な第1級は4,000万円
死亡 3,000万円 逸失利益、慰謝料など

出典: 国土交通省 自賠責保険・共済ポータル「限度額と補償内容」。たとえば傷害の休業損害は原則1日6,100円、慰謝料は1日4,300円など、細かい基準も同ページに載っています。

保険料(24か月・沖縄県と離島以外)

車の種類 2026年10月31日までに始まる契約 2026年11月1日以降に始まる契約
自家用乗用自動車 17,650円 18,560円
軽自動車(検査対象車) 17,540円 18,660円

保険料は、年齢や事故歴に関係なく、車の種類と期間で決まります。損害保険料率算出機構が2026年4月に届け出た改定で、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から、全車種平均で引き上げられます(金融庁 自賠責保険審議会資料)。

自賠責保険の具体例

自賠責だけでは足りない例

日本損害保険協会の例では、死亡事故で損害賠償額が4,500万円のとき、自賠責から払われると見込まれるのは死亡の上限の3,000万円で(けがだけなら上限は120万円)、残りの1,500万円は任意保険の対人賠償から払われます。任意保険に入っていなければ、1,500万円は自分で払うことになります。裁判では、5億円を超える賠償が認められた例もあります。

自賠責に入っていなかった例

自賠責に入らずに人身事故を起こすと、本来は自賠責から払われる賠償金をすべて自分で負担することになります。任意保険に入っていても、払われるのは自賠責の限度額を超えた部分だけです(国土交通省)。

自賠責保険の実践ステップ

  1. 自賠責保険証明書を車に備えているか確認する(証明書を持っていないだけでも罰則の対象)。
  2. 保険期間(いつまでか)を確認する。車検の満了日と近いことが多い。
  3. 車検のときに、次の満了日をカバーする期間で更新する。依頼先が手続きをしてくれるのが一般的。
  4. 車検のない原付・250cc以下のバイクは、自分で期限を管理し、保険会社・代理店、販売店、インターネットなどで更新する。
  5. 任意保険で、自賠責で足りない部分(対人の上乗せ、対物、自分のけが、自分の車)を備える。

自賠責保険の注意点

  • 自賠責に入らずに運転すると、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象で、違反点数は6点です。証明書を持っていなかっただけでも30万円以下の罰金の対象です(国土交通省)。
  • 保険料は改定されることがあります。最新の金額は国土交通省の自賠責保険・共済ポータルで確認してください。
  • 沖縄県・離島の保険料は別の金額です。

自賠責保険でよくあるミス

  • 自賠責があれば十分と思う: 相手の車や自分のけがは補償されません。
  • 原付の期限切れ: 車検がない車は、期限の管理が自分任せになりがちです。
  • 値上げの時期を勘違いする: 新しい保険料になるのは、保険期間が2026年11月1日以降に始まる契約です。

自賠責保険のチェックリスト

  • □ 自賠責保険証明書が車にある
  • □ 保険期間の終わりを確認した
  • □ 車検の見積もりで、自賠責の月数と金額を確認した
  • □ 任意保険で対人・対物を無制限にしている

自賠責保険のFAQ(よくある質問)

Q. 自賠責保険で相手の車の修理代は払われますか?
A. 払われません。自賠責は人の死傷だけが対象です。相手の車や物の損害は、任意保険の対物賠償で備えます。

Q. 自賠責保険は、事故が多いと保険料が上がりますか?
A. 上がりません。自賠責の保険料は、車の種類と期間で一律に決まっていて、個人の事故歴は関係ありません。

Q. 2026年10月に車検を受けると、自賠責は新しい金額ですか?
A. 保険期間が10月31日までに始まる契約なら今の金額、11月1日以降に始まる契約なら新しい金額です。

筆者の見解(自賠責保険)

私見では、自賠責は「最低限の土台」と考えるのがちょうどよいと思います。土台がなければ運転できませんが、土台だけでは家は建ちません。自賠責の限度額を知っておくと、任意保険の対人・対物を無制限にする理由が自然に分かるはずです。

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出典(一次情報)

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