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アウディA6〜Q8など4,858台にリコール、48V発電機の不具合

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アウディのA6・A7・A8・Q7・Q8などに、リコールが届け出られました。フォルクスワーゲングループジャパン株式会社が2026年10月15日に国土交通大臣へ届け出たもので、対象は17車種・24型式の計4,858台です。48Vのスタータオルタネータに不具合が起きるおそれがあり、最悪の場合は12Vバッテリの電圧が下がって走行できなくなるおそれがあるとされています。

対象は2018年(平成30年)6月から2023年(令和5年)11月にかけて輸入された「55Tq」「60Tq」のモデルと、S・RSモデルです。中古で買った人も含め、該当しそうな車に乗っている人は、まず車台番号で対象かどうかを確かめておきましょう。

48Vスタータオルタネータのハンダが熱で割れるおそれ

国土交通省が公表したリコール届出一覧表(届出番号 外-4251)によると、不具合の部位は「電気装置(スタータオルタネータ)」です。原因と症状は次のように説明されています。

  • 48Vベルト駆動式のスタータオルタネータで、インバータ内部の電子部品の耐久性が不十分
  • そのため、回路基板のハンダ接続部に熱疲労で亀裂が入り、接触不良を起こすことがある
  • すると48Vバッテリと12Vバッテリが充電されなくなり、警告灯が点灯する
  • 最悪の場合、12Vバッテリの電圧が低下して走行不能になるおそれがある

スタータオルタネータは、エンジンの始動と発電を1つでこなす部品で、48Vのマイルドハイブリッドの中核にあたります。ここが働かなくなると、走りながらバッテリを充電できなくなります。届出では、不具合は3,316件あり、事故は起きていないとされています。発見のきっかけは「市場からの情報」です。

不具合件数は3,316件と、対象台数(4,858台)と比べても少なくない数字です(一覧表には、国内に限った件数かどうかの記載はありません)。「7割近くが故障した」とそのまま読むのは避けたいところですが、同じ症状が市場で繰り返し確認されてきた部品であることはうかがえます。「警告灯が点いたけれど、まだ走れるから」と様子を見るより、早めに販売店へ連絡したほうがよいケースだと考えます。

対象はA6・A7・A8・Q7・Q8とS・RSモデル

届出一覧表に載っている車種(通称名)は次のとおりです。いずれも2018年6月18日から2023年11月27日までに輸入された車両のうち、車台番号が一定の範囲に入るものです。

  • A6 55Tq/A7 スポーツバック 55Tq
  • A8 55Tq/A8 60Tq/A8L 60Tq
  • Q7 55Tq(エアサス仕様を含む)
  • Q8 55Tq(エアサス仕様を含む)
  • S6/S7 スポーツバック/S8
  • RS6 アバント(エアサス仕様を含む)/RS7 スポーツバック(エアサス仕様を含む)/RSQ8

台数が多いのは、Q8 55Tq エアサス(2つの型式で計1,161台)、A8 55Tq(計842台)、A7 スポーツバック 55Tq(計635台)、A6 55Tq(計580台)などです。届出一覧表には「車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります」と注意書きがあり、範囲は車台番号の下9桁で区切られていて、同じ車種・同じ年式でも対象外の車が含まれることがあります。車種名だけで判断しないことが大切です。

直し方は点検して対策品に交換、作業済みはステッカーで分かる

改善措置は「全車両、スタータオルタネータを点検し、該当するものは対策品に交換する」です。点検の結果、交換が必要なものだけが対策品に替わります。作業が済んだ車には、「27R1」と記入したキャンペーンステッカーが、ラゲッジルームのパネル部に貼られます。

使用者への知らせは、ダイレクトメール、電話、電子メールなどで届く予定です。整備工場向けには日本自動車整備振興会連合会の機関誌に掲載され、届出者のウェブサイトにも掲載するとされています。

中古で手に入れた車や、登録後に住所が変わった車では、案内が手元に届きにくいことも考えられます。ダイレクトメールを待つよりも、自分から確かめにいくほうが確実です。中古でこれらのモデルを検討している人は、ラゲッジルームのパネル部に「27R1」のステッカーがあるかが、作業済みかどうかの手がかりになります。

車台番号で対象かを確かめる手順

確認の手順は次のとおりです。

  1. 車検証で「車台番号」と「型式」を確認する(車台番号は「WAUZZZ」「WUAZZZ」で始まる17桁)
  2. 国土交通省の「自動車安全情報ポータルサイト」にある「リコール情報検索」や、メーカー等のホームページの検索画面で調べる(国交省の発表ページでも、メーカー等ホームページの検索画面での確認が案内されています)
  3. 販売店(アウディ正規ディーラー)か、アウディ コミュニケーションセンター(フリーダイヤル 0120-598119。届出一覧表に記載)に車台番号を伝えて、対象かどうかを確認する
  4. 対象なら、点検・交換の予約を入れる(リコールの改善作業は、一般に無償で行われます)

すでに警告灯が点いたことがある人は、予約の際にそのことを伝えておくと話が早く済みます。走行中に警告灯が点いたときは、無理に走り続けず、安全な場所に止めてから販売店やロードサービスに相談してください。

あわせて、近い時期の届出として、ボルボ・カー・ジャパンが10月8日に「EX30」など116台のリコール(事故自動緊急通報装置のプログラム不具合)を届け出ています。年に一度は、リコール情報検索で自分の車を調べておくと安心です。

最近のほかのリコールは、レブル250・CL250のハンドルロックのリコールやトヨタRAV4 PHEVのリコールでも紹介しています。点検の時期の目安は6ヶ月点検の必要性と受け方をご覧ください。

出典

2026年10月16日時点の情報です。

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