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首都高の料金が10月1日に改定、普通車は上限2,130円に

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首都高速道路の通行料金が、2026年10月1日0時から改定されました。報道によると、普通車と軽自動車等(軽四輪・二輪車)のETC料金は距離あたりで約10%上がり、普通車の1kmあたりの料金は29.52円から32.472円に、上限は1,950円から2,130円になります。中型車・大型車・特大車は、同じく約10%の値上げが9か月遅れで行われ、JAF Mateは2027年6月30日までは現行の料金が据え置かれ、7月1日から新料金になると報じています。首都高をふだん使うドライバーが、いくら変わるのか、割引はどうなるのかを整理します。なお、首都高の公式ページは今回取得できなかったため、この記事はJAF MateとYahoo!ニュース(乗りものニュース)の報道に基づきます。中型車以上の新料金の開始時期は、JAF Mateが「2027年7月」、乗りものニュースが「2027年6月」と書いており、報道間で食い違いがあります。

ニュースの概要

JAF Mate Online(2026年9月23日付)と乗りものニュース(9月28日付)によると、首都高速道路株式会社は、10月1日から通行料金を引き上げました。引き上げの理由について、JAF Mateは、点検・補修・清掃などの維持管理費が、2014年の約775億円から2023年の約1,100億円へと約1.4倍になったことを挙げています。また、現場の維持管理を担う人の適正な待遇を確保する目的もあるとしています。平均の引き上げ率は、全車種で8.1%と報じられています(いずれもJAF Mateによる)。乗りものニュースは、人件費や資材費の高騰を理由に挙げています。

何が変わるのか

車種別のETC料金(基本の料金帯)

首都高のETC料金の範囲(最低〜最高。JAF Mateの報道による)
車種 現行 改定後 適用開始
軽自動車等(軽四輪・二輪車) 280〜1,590円 280〜1,740円 2026年10月1日
普通車 300〜1,950円 300〜2,130円 2026年10月1日
中型車 330〜2,310円 330〜2,520円 2027年7月1日(JAF Mate)
大型車 400〜3,110円 400〜3,410円 2027年7月1日(JAF Mate)
特大車 550〜5,080円 550〜5,570円 2027年7月1日(JAF Mate)

普通車の最低料金300円は変わりません。上限に達する距離は55.0kmで、これも変わりません。ETCの無線通行でない場合は、原則として上限の料金が適用されると報じられています(例外あり)。

普通車の料金の例(ETC)

普通車のETC料金の例(距離別。現行から改定後。JAF Mateの報道による)
走行距離 現行 改定後
4.2km 300円 320円(+20円)
18.8km 780円 840円(+60円)
33.8km 1,260円 1,370円(+110円)
56.6km(上限額に到達) 1,950円 2,130円(+180円)

20kmを走る一般的な例では、810円から880円へ、70円の値上がりと報じられています。

割引はどうなるのか

JAF Mateによると、大口・多頻度割引(最大45%に拡充されていたもの)は、2026年9月で終了する予定でしたが、2031年3月31日まで延長されます。都心流入割引なども延長され、深夜割引と環境ロードプライシングは変わりません。ただし、中型車以上は、特別措置の期間中(2030年7月から2031年3月末までの9か月間)、割引の上限が最大25%に下がるとされ、乗りものニュースは、2031年3月末には最大12%まで下がると報じています。乗りものニュースによると、この割引は、月の利用額が100万円を超え、1台あたりの平均が5,000円を超える法人などが対象とされ、主に運送事業者向けの制度です。普通車などの割引が、2031年4月以降にどうなるかは、確認できませんでした。

読者への影響

普通車で首都高を使うドライバーは、距離に応じて、1回あたり最大180円の値上がりになります(最低料金の300円は変わりません)。通勤などで毎日往復する人は、回数を掛けて月の負担を見積もっておくと、実感しやすくなります。中型車以上の事業者は、料金は2027年6月末まで据え置かれますが(JAF Mate)、割引の縮小が、料金の上げ幅以上の負担になる可能性があると、乗りものニュースは指摘しています。自家用で使う人への直接の影響は、料金の値上がりが中心です。

また、首都高の料金だけでなく、近い時期にはほかの費用も変わります。2026年11月1日以降に保険期間が始まる自賠責保険は、保険料が引き上げられる予定です。詳しくは自賠責保険とは|補償範囲・支払限度額と2026年11月の保険料改定で整理しています。

確認すること

  1. よく使う区間の新しい料金を、首都高の公式サイトの料金案内(距離別の料金表や料金検索)で確認する。
  2. ETC無線通行のできる状態にしておく。ETCを使えない場合は、上限の料金になることがある。
  3. ルートを選べる場合は、首都高以外の迂回経路との料金差を確認する。JAF Mateは、厚木〜久喜のように、首都高経由は3,720円から3,850円に上がる一方、圏央道などの経由では3,330円のままという区間の例を紹介している。
  4. 事業で使う場合は、割引の対象条件と、将来の割引率の見直しの予定を、首都高や契約中のETCコーポレートカードの案内で確認する。
  5. 車にかかる費用全体の見直しは、自動車保険の見直し方なども参考にしてください。

首都高は、土日祝日向けの周遊パス(湾岸・横浜エリア)を検討中と報じられていますが、料金や開始時期は未定です。

筆者の見解

私見では、今回の改定でまず見るべきなのは、「1回あたり何十円上がるか」よりも、「自分の使い方がどの距離帯に入るか」だと考えます。上限額に達する距離が55.0kmのまま変わらないので、長い距離を走る人ほど上限の180円増に早く届き、短い距離が中心の人は、300円の最低料金に近いところで値上がりが小さく済みます。迂回ルートとの比較も、報道にあるように、首都高経由と他の経路の差が広がる区間と、そうでない区間があるため、「首都高を避ければ安い」と一律には言えないと考えます。また、事業者にとっては、今回の料金よりも、2030年7月以降の中型車以上の割引縮小のほうが影響が大きいかもしれません。運送費に上乗せされる可能性もあるので、自家用で使う人も、中長期の話として頭に入れておくのがよいと考えます。

出典(報道)

2026年10月9日時点の情報です。

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