カババの手数料はいくら?手取り額で買取・下取りと比べたら意外な結果に

「カババって手数料がかかるようになったらしいけど、結局それでも得なの?」
私は以前、18年近く乗った日産シルビアS15をカババで売却しました。当時は出品者側の手数料が無料だったのですが、2024年10月に料金体系が変わり、今は売れたときに出品者にもシステム利用料がかかるようになっています。
そこでこの記事では、カババの最新の手数料を整理したうえで、「車を売ったあと、最終的に手元にいくら残るのか(手取り額)」という視点で、買取店やディーラー下取りと比較してみます。手数料の額だけを見て判断すると損をしやすいポイントもあるので、これから出品を考えている方は参考にしてください。
カババで車を売るときにかかる手数料【2026年最新】
まずは公式サイトに掲載されている、出品者(売り手)側の費用を整理します。
| 項目 | 金額(税込) | かかるタイミング |
|---|---|---|
| 出品手数料 | 無料 | ― |
| 査定・撮影・出品代行 | 無料 | ― |
| キャンセル料(購入申請前) | 無料 | ― |
| システム利用料(出品価格200万円未満) | 55,000円 | 成約時のみ |
| システム利用料(出品価格200万円以上) | 110,000円 | 成約時のみ |
| 所有権解除手続き代行 | 22,000円 | ローン残債・所有権留保がある場合のみ |
ポイントは、売れなければ1円もかからないことです。出品してみて、思った価格で売れなければ取り下げればいいだけなので、「とりあえず出してみる」ハードルは今でも低いままです。
なお、購入者側にも別途システム利用料(38,500円)や名義変更代行費用(55,000円)などがかかりますが、これは買う人が払うものなので、売り手の手取りからは引かれません。
2024年10月の改定で何が変わった?
私がS15を出品した2022年当時は、出品者の手数料は無料でした。改定によって成約時に5.5万円〜11万円がかかるようになったので、正直「前より損になったな」とは感じます。
ただ、その分スタッフが自宅近くや駐車場まで来て車をチェックし、写真撮影から出品ページの作成、購入希望者からの質問対応、名義変更、陸送の手配まで代行してくれる仕組みは変わっていません。これを全部自分でやる個人売買と比べれば、手数料を払う価値は十分あるというのが実際に使った私の感想です。
「手取り額」で比べると見え方が変わる
手数料の有無だけで比べると、「ディーラー下取りや買取店は手数料ゼロだから得」と思いがちです。しかし実際には、下取りや買取の査定額には、業者が再販するときの利益や整備費、在庫リスクがあらかじめ差し引かれています。
中古車販売の利益率は一般に仕入れ価格の10〜20%程度、オークションなど複数業者を経由すると20〜50%になることもあると言われています。つまり、手数料という「見える費用」がない代わりに、査定額の中に「見えない費用」が含まれているわけです。
カババは個人と個人の売買なので、この業者の利益部分がありません。そのぶん買取より高く売れやすく、公式サイトでも「他社比較で平均55万円高く売却できた」(2022年7月調査)というデータが公表されています。
試算:同じ車を3つの方法で売った場合
ここでは、中古車販売店で220万円ほどで並んでいる車を想定して、売却方法ごとの手取り額を試算してみます。金額はあくまで一般的な傾向をもとにしたモデルケースです。
| 売却方法 | 売却額(想定) | 売り手の費用 | 手取り額 |
|---|---|---|---|
| ディーラー下取り | 125万円 | 0円 | 125万円 |
| 買取店(数社比較) | 150万円 | 0円 | 150万円 |
| カババ | 185万円 | 5.5万円 | 179.5万円 |
下取りと買取の差については「平均で25万円ほど差がつく」という調査もあり、車種によっては30〜50万円開くこともあります。カババは、買取店の査定額と販売店の店頭価格のちょうど中間あたりで値付けされることが多く、手数料5.5万円を払っても手取りでは一番多く残るケースが珍しくありません。
私のS15の場合、今の手数料だとどうなるか
私が売ったのは1999年式のシルビアS15スペックS(5速MT)です。2004年に走行55,000kmで購入し、売却時は約81,000km。スピードメーターが故障しているなど小傷や不具合もありました。
最初は228万円で出品しましたが、乗り換え先の納車が迫っていたこともあり、最終的に168万円まで値下げしました。同じグレード・同条件の車はカーセンサーで検索しても3台ほどしかなく、最安でも269万円でした。
これを今の料金体系にあてはめると、出品価格は200万円未満なのでシステム利用料は55,000円。手取りは約162.5万円になる計算です(※実際には売買成立までの間にクラッチの異音などが出て、差異報告による減額もありました)。
それでも、中古車販売店に売るよりも高く売れたので、「手数料を払ったとしても、カババを選んで正解だった」という結論は変わりません。
要注意!200万円の境界線で手取りが逆転する
カババの手数料で一番気をつけたいのが、出品価格200万円を境に手数料が倍になる点です。
| 出品価格 | システム利用料 | 手取り額 |
|---|---|---|
| 199万円 | 5.5万円 | 193.5万円 |
| 200万円 | 11万円 | 189万円 |
| 205万円 | 11万円 | 194万円 |
表のとおり、200万円ちょうどで出品すると、199万円で出品した場合より手取りが4.5万円も少なくなります。200万円以上の価格で手取りを199万円のときより多くするには、204.5万円を超える価格、実質205万円以上で売れる必要があります。
査定額が200万円前後になりそうなときは、「199万円で出して早く売る」のか「205万円以上で出して高値を狙う」のか、担当者と相談して決めるのがおすすめです。199万円という価格は、検索で「200万円以下」の条件で探している購入者にも引っかかるので、売れやすさの面でも有利です。
ローンが残っている車は+22,000円を計算に入れる
見落としがちなのが、ローンの支払いが残っていて車検証の所有者がローン会社やディーラーになっている車です。この場合は所有権を解除しないと名義変更ができないため、カババの所有権解除手続き代行(22,000円)を利用することになります。
つまり、200万円未満の車なら「5.5万円+2.2万円=7.7万円」、200万円以上なら「11万円+2.2万円=13.2万円」が売り手側のコストになります。さらに、ローン残債は売却代金から精算されるので、実際に振り込まれるのは「売却額 − 手数料 − ローン残債」です。
手取りを試算するときは、車検証の「所有者」欄を確認しておき、ローン会社名が入っていたら所有権解除の費用も忘れずに差し引いておきましょう。
手取りを増やすために私が実際にやったこと
手数料は定額なので、手取りを増やすには「少しでも高く売る」か「減額されない」ことが大事です。S15を出品したときに、私が意識したことを紹介します。
1. 整備記録や交換履歴をすべて伝えた
私のS15はエアコンを丸ごと交換していて、修理代は30万円ほどかかっていました。こうした整備履歴は、購入者にとって「この先お金がかからない安心材料」になります。記録簿や領収書が残っていれば、査定に来たスタッフに見せて、出品ページに書いてもらいましょう。買取店では年式と走行距離で機械的に評価されがちな部分ですが、個人間売買では価格に反映されやすいポイントです。
2. 傷や不具合は隠さずに申告した
リアバンパーの凹みやフロントの擦り傷、スピードメーターの故障なども、すべて出品前に申告しました。「マイナス情報を書くと売れなくなるのでは」と思うかもしれませんが、最初から書いてあれば購入者はそれを納得したうえで購入申請してくれます。後から見つかって減額されるほうが、手取りへのダメージは大きくなります。
3. 相場の「上限」ではなく「売れる価格」を意識した
最初は強気の228万円で出品しましたが、乗り換え先の納車が迫ってきたこともあり、結果的に168万円まで下げて成約しました。振り返ると、最初から「実際に売れそうな価格」で出していれば、もう少し高い価格で早く決まったかもしれません。販売店の店頭価格はあくまで「売りたい価格」なので、それをそのまま基準にしないことが大切です。価格設定は、相場を把握しているカババの担当者に遠慮なく相談しましょう。
カババの手数料面のデメリットとその対策
メリットばかりではないので、手数料まわりで感じたデメリットも正直に書いておきます。
デメリット1:安い車ほど手数料の割合が重くなる
システム利用料は定額なので、例えば出品価格30万円の車だと、55,000円は売値の約18%にもなります。買取店との差額が5万円未満になりそうな低価格の車だと、かえって手取りが少なくなる可能性があります。
対策:出品前に買取店の査定額も取っておき、「カババの予想売却額 − 5.5万円」が買取額を上回るかを確認しましょう。カババは出品申込後に売却予想金額を教えてくれるので、比較は簡単です。
デメリット2:減額の可能性がある
私のように、出品から納車までの間に不具合が出ると「差異報告」が必要になり、減額になることがあります。手取りは出品価格そのままとは限りません。
対策:出品中は乗る頻度を減らし、気になる箇所は出品前に申告しておくことです。最初から正直に書いておけば、後から減額されるリスクを小さくできます。
デメリット3:現金化まで時間がかかる
買取店なら数日で現金化できますが、カババは購入者が見つかるまで待つ必要があります。入金も、購入者の支払いと納車を確認したあとになります。
対策:乗り換えの予定があるなら、納車日の2〜3ヶ月前には出品しておくのが理想です。また、出品から14日経過後には提携買取業者による一括査定のサポートも受けられるので、「売れなければ買取」という保険をかけながら挑戦できます。
カババの手数料に関するよくある質問
Q. 出品してから取り下げたら費用はかかりますか?
購入申請が入る前であれば、キャンセル料はかかりません。査定や撮影も無料なので、「出品してみたけど、やっぱり乗り続けることにした」という場合でも費用負担はありません。私も出品前は「手放すのがもったいないかも」と迷っていたので、この気軽さは助かりました。
Q. 購入者側の手数料は売値に影響しますか?
購入者は車両価格とは別に、システム利用料38,500円や名義変更代行55,000円などを支払います。売り手の手取りから引かれるわけではありませんが、購入者から見れば「車両価格+約11万円」が総額になります。販売店の乗り出し価格と比べられることを意識して、値付けを考えるとよいでしょう。
Q. 自動車税の月割り分は戻ってきますか?
カババでは、自動車税は出品価格に含まれる扱いになっており、購入者と別途精算する仕組みにはなっていません。年度の途中で売る場合は、残りの月数分の税金も出品価格に含めて考えておくと、損をした気分になりにくいです。
まとめ:手数料がかかっても、手取りで比べればカババは有力な選択肢
カババは2024年10月から出品者にも手数料がかかるようになりましたが、
- 売れなければ手数料は0円
- 業者の利益が乗らない分、買取より高く売れやすい
- 手数料5.5万円を引いても、手取りは下取り・買取を上回るケースが多い
という構造は変わっていません。一方で、低価格の車や、200万円ちょうど付近の値付けには注意が必要です。
まずは無料の出品申込で売却予想金額を確認し、買取店の査定額と「手取り額」で比べてみてください。数字で比べれば、自分の車にカババが向いているかどうかがはっきり分かるはずです。
















