洗車・メンテナンス
投稿日:2023年07月21日更新日:2024年10月24日

車をガラスコーティングすれば水洗いだけで綺麗になるというのは本当か?嘘か?【メリット・デメリット解説】

ガラスコーティングは『新車以上の艶感』が得られるという魅力がありますが、それと合わせて『水洗いだけで綺麗を維持出来る』という売り文句をよく耳にすると思います。

今回はこれが本当かどうかを解説していきたいと思います。また、ガラスコーティングのメリット・デメリットも解説していきます。

なお、本記事で取り上げるガラスコーティングは硬化型(一般的にディーラーや専門店で施工するタイプ)である点にご注意ください。

ガラスコーティングをすれば水洗い洗車だけで綺麗を維持出来る?

さっそく本題ですが、確かにガラスコーティングは防汚性能に優れるという特徴があるので、水洗いでもそれなり綺麗になります。

ただ、100%落とし切るというわけではありません。

水だけで100%汚れを落とし切るのは不可能

大雑把に言うと、汚れの99%は落ちるが1%は落ちずに残るということです。その1%が蓄積されて徐々に汚れていくわけです。

例えば、ガラスのコップは水洗いだけでも一見綺麗になったように見えます。しかし、これを何日も続けていくと、コップの底の部分には汚れが蓄積され、はっきりと汚れが分かるようになることは、多くの人が一度は経験したことがあるかと思います。

また、汚れが蓄積されていくと更に汚れやすさが加速します。

なぜなら、汚れが蓄積された状態というのは、表面部分はガラスコーティングではなく汚れの層に覆われてしまっているためです。汚れには汚れが付着しやすいんですよね。

なので、いくら防汚性能が高いと言っても、定期的なシャンプー洗車は必要になります。

汚れ以上に警戒が必要なのが水垢やイオンデポジット

ガラスコーティングを施工した場合、特に注意が必要なのが、洗車後ボディに付いた水滴です。これを放置すると水垢やイオンデポジットが簡単に出来てしまうんですよね。

これを通常のシャンプー洗車で落とすのは困難です。

また、悪化するとウォータースポットが出来て取り返しが付かなくなります。

それぞれの状態ついて簡単に説明します。

水垢

ミラー下部などに見られる縦に伸びる黒いスジ。雨水の汚れや車のグリスが溶け出したものが主な原因。

イオンデポジット

洗車後の水滴が乾くと出来る白い水シミ。水道水に含まれるミネラルが主な原因。

ウォータースポット

イオンデポジットが悪化して塗装が陥没した状態。陥没が深いと修復不可能になる場合も…。

・・・

これらを防ぐには、とにかくこまめな洗車洗車後の水滴を残さないようキチンと拭き取るという事です。

夏場の炎天下では、あっという間に水滴が乾いてイオンデポジットになるので、なるべく曇りの日や、日が落ちてきてからの洗車がオススメです。

結構SNSなどでバズっていて有名ですが、水垢やイオンデポジットは軽度であれば『リンレイ ウルトラハードクリーナー』で簡単に落とせるので活用してみてください。コスパも良いのでオススメですよ。ただ、強めの溶剤なので目立たない場所でパッチテストを行ってから使いましょう。

ガラスコーティング施工車には”水無し洗車”がオススメ!?

水を使わずに洗車をすれば、水垢やイオンデポジットを防げるはずです。

ということは、”水無し洗車”はガラスコーティングとの相性抜群なのかも知れません。

実は私、ほとんど水を使ったシャンプー洗車をしたことが無いんですよね。MAZDA3を納車して半年以上経ちますが、シャンプー洗車はまだ2回しかしていません。

というのも、自宅に水洗い洗車をする環境が無いので、コイン洗車場に行くしかないのですが、そこでも時間制限があって満足に洗車が出来ないんですよね…。

そこで私が実践しているのが『水無し洗車』で、専用クリーナーを使う事で水を使わなくても洗車が出来るんです。

週1回ぐらいのペースで水無し洗車をしているのですが、厄介なイオンデポジットは全く発生しないですし、洗車傷も目立つモノは無いので結構オススメですよ。

私が愛用している水無し洗車用クリーナー『GREX mobile carwash』ならコーティング施工車にも対応しているので安全です。

2L濃縮タイプだと200台洗車可能で(1台当たり60円)、週1回洗車しても約4年持つのでコスパ最強ですよ。さらに、オマケで希釈ボトルとマイクロファイバータオルも付いてきます。

私みたいに「洗車環境が無くてなかなか洗車できない…」という人は是非使ってみてください!

「2リットルは多過ぎる…」という人には、500ml濃縮タイプがオススメです。なお、こちらにはスプレーボトルが付いていないので別途購入する必要があります。

納車から半年以上、水無し洗車を継続していますが、こんな感じで結構良い状態をキープ出来ています(*’ω’*)




ガラスコーティングのメリット

続いてガラスコーティングのメリットを説明します。

新車以上の圧倒的な艶感が得られる

ガラスコーティングを施工する一番の理由は新車以上の艶感が得られる事でしょう。

ガラス特有の透明感は好みが分かれる部分ではありますが、新車には無い圧倒的な艶感は大きな魅力です。

車に乗るのがより楽しくなる

愛車が美しく仕上げられると所有感が満たされます。

愛車を眺めるのも楽しくなりますし、車に乗って街に繰り出せば更なる高揚感が得られる事でしょう。

メンテナンスが楽になる

高い防汚性能で洗車が簡単になるのでメンテナンス性が向上します。

水をかけるだけでもそれなりに綺麗になるのは大きなメリットです。

冒頭でも書きましたが、汚れは少しずつ蓄積されていくので定期的なシャンプー洗車は行いましょう。

塗装が保護されるので売却時の査定が良くなる

ガラス被膜が形成されるため物理的に塗装を保護することが可能です。

傷や日焼けなどによる劣化を最小限に留められるのは嬉しいですね。

コーティングを剥がせば新品に近い塗装が顔を出すので、売却時の査定も良くなります。

ガラスコーティングのデメリット

続いて、ガラスコーティングのデメリットについて説明します。

コーティング費用がかかる

当然ですがコーティング施工には費用がかかります。

価格はピンキリで、2~3万円で済む安価なモノから、10万円以上する高価なモノまで幅広いです。

また、コーティング品質も価格や施工業者によってまちまちなので、しっかりと吟味しましょう。

水シミ(水垢、イオンデポジット、ウォータスポット)が出来やすい

先ほども書きましたが、ガラスコーティングの最大の欠点は水シミ(水垢、イオンデポジット、ウォータスポット)の出来やすさです。

これを防ぐには、こまめな洗車洗車後の水滴のふき取りが重要です。

ウォータースポットが出来て塗装が陥没してしまったら、塗装を研磨しても修復出来ないケースがあるので気を付けましょう。

ガラスコーティング自体も劣化する

ガラスコーティングは一度施工すれば半永久的に持つわけではありません。

例えば、有名どころのKeeper(キーパー)だと、安価なモノだと1年間、中間グレード以上だと3年間(年1回のメンテナンスすれば5年)の寿命となります。

劣化してくすんでくることもありますし、塗装と同じように洗車傷もつきます(ただし、塗装より硬度が高いので傷は付きにくい)。

劣化したガラスコーティングを剥がすのが大変

劣化したガラスコーティングをそのままにしておくと塗装に悪影響を及ぼしかねないので、除去する必要が出てきます。

ただ、ガラスコーティングはワックスや簡易コーティング材とは異なり、被膜が厚いので除去が大変なんですよね。

一般的にはケミカルを試してみて、難しそうであれば研磨して除去する流れになります。

除去が不十分だと次に施工するコーティング材が上手く定着しないので、プロに任せたほうが良いでしょう。

ガラスコーティングを施工する場合はメリット・デメリットをよく考えよう

というわけで今回は、ガラスコーティングのメリット・デメリットについて解説しました。

ガラスコーティングは新車以上の艶感が得られるというメリットがある一方で、メンテナンスを怠ると水シミが出来て逆に見栄えが悪くなってしまいます。

メリット・デメリットを理解して後悔の無い選択をしましょう。

なお、ガラスコーティングのメリット・デメリットについては、『あすかさんガレージ』というユーチューバーさんの動画がオススメです。良かったらご覧ください。

あすかさんガレージさんは、『OHAJIKI』というオリジナルブランドのカーメンテナンス用品も販売しているようなので、こちらも是非チェックしてみてください。かなり評判良いですよ!

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