「洗車ができる環境が無いから愛車が汚いまま…」という人は意外と多いのでは無いでしょうか?
私も、以前は自宅から駐車場まで距離があったり、何度もバケツで水を汲むのが大変でまともに洗車しない時期がありました。
今回は、そういう人でも車を綺麗に保つ方法を紹介したいと思います。
この記事の目次
マンション・アパート暮らしで水道が使えず洗車できないなら『水無し洗車』がオススメ!
マンション・アパート暮らしの人は、水道が使えなかったり、周囲に車が止まっていて満足に洗車が出来ないという人は多いと思います(大半がそうだと思います)。
洗車場だとお金がかかりますし、そもそも洗車時間が決まっているので満足に洗車出来ないんですよね。なので、お金をかけずに満足いくまで洗車したい人には洗車場は不向きだったりします。
そこでオススメなのが『水無し洗車』です。
私も洗車が出来ない環境なので、水無し洗車を半年ほど継続中ですが、普通にオススメですよ。
普通の洗車と変わらないぐらい綺麗になりますし、洗車傷もほとんど出来ないです。
なにより、洗車の大敵である水シミ(イオンデポジット)が全く出来ないのはかなりのアドバンテージです。
また、普通の洗車みたいに水が飛び散らないので部分洗車も可能で、時間が無い時は目立つ汚れだけ落とすことも出来ます。
極端に汚れが酷い場合は傷が付くリスクが高まるのでオススメは出来ませんが、週1回、2週間に1回ぐらいのペースで、汚れが溜まる前に洗車をすれば問題ありません。
「マメに洗車をしたい」「じっくり時間をかけて洗車したいけど環境的に難しい…」という人には『水無し洗車』はかなりオススメですよ!
『水無し洗車』のメリット・デメリット
改めて『水無し洗車』のメリット・デメリットについてまとめます。
メリット
- マンション・アパートといった水道が使えない環境でも洗車できる
- 普通の洗車と変わらないぐらい綺麗になる
- 意外と洗車傷が付きにくい
- 水シミ(水垢、イオンデポジット、ウォータースポット)が出来ない
- 水シミが出来ないので夏でもじっくり洗車が出来る
- 水を使わないので冬でもツラくない
- 部分洗いが出来る
- じっくり時間をかけて洗車出来る
「場所を選ばず洗車できる」というのが最大のメリットですが、車が古ぼけて見える一番の原因である水シミが一切出来ないのも嬉しいですね(水シミは簡単には落とせないですし、放置すると陥没して取り返しが付かなくなりますしね…)。
使うクリーナーによるとは思いますが、意外と傷付きにくいのもポイントですね。普通の手洗い洗車と同程度のリスクで、強い光を直接当てて薄っすら見える傷しか出来ないですね。洗車機で洗うよりは全然良いと思いますよ。
また、洗車に「じっくり時間をかけられる」のも大きいメリットです。夏場だと普通の洗車はあっと言う間に水滴が乾いてシミになりますし、洗車場の手洗い洗車は時間制限があるので、作業が雑になり傷のリスクが高まります。水無し洗車にはそういった事がありません。
デメリット
- 洗車している感が薄い
- 思ったよりも手間がかかる
- ドロドロに汚れている場合は洗えない
- コーティング車と相性が悪い商品も
- 使うクリーナーによってはコスパが悪い
目立つデメリットとして思ったよりも洗車に手間がかかることでしょうか。ボディーだけでも1時間ぐらいは必要です。また、流水が使えないので細かい部分を洗いにくいという欠点もあります(MAZDA3のメッシュグリルはほぼ洗えない…)。
また汚れが酷い場合は、水無し洗車は推奨されません。出来ないことは無いですが、かなり慎重に作業する必要があるので疲れます(汚れが酷くなる前に洗車すれば良いので、マメに洗車したい人向けですね)。
クリーナーの中には艶を出すためにワックスなどが配合されてる商品もあります。ワックスで既存のコーティング層が隠れてしまい、コーティング本来の効果が十分に発揮されない場合があります。
一般的に水無し洗車クリーナーは高めなので、業務用がオススメです。私が愛用しているクリーナーは後程紹介します。
傷のリスクを最小限に。『水無し洗車』の手順
続いて、私が実際に行っている、水無し洗車の作業手順を紹介します。
1. 毛ばたきで表面の汚れ・砂埃を落とす
いきなり賛否両論あると思いますが、毛ばたきを使い表面の砂埃を落とします。
あらかじめ表面の砂埃を落としておくことで、クリーナーで洗車する際の傷リスクを減らせます。
毛ばたきを使う際は、擦らず、毛ばたきを転がすような感覚で使用すると傷が付きにくいです。
また、砂埃は放置しておくと塗装を痛めるので、洗車する時以外でも定期的に毛ばたきで掃除するのがオススメです。
いつでも水洗い出来る環境であれば毛ばたきは不要ですが、そうでない環境であれば毛ばたきはマストアイテムだと思います。
なお、毛ばたきについて以下の記事にまとめているので、是非参考にしてみてください。
2. 水無し洗車用クリーナーで汚れ浮かして落とす
次に水無し洗車クリーナーで汚れを落としていきます。
この辺りは普通のシャンプー洗車と同じですね。使うクリーナーによって細かい作業方法は変わってくると思いますが、基本はクリーナーで汚れを浮かせ、力を入れず絡め取るイメージで作業すると良いです。また、乾拭きよりも水拭きがオススメです。そのほうが傷リスクを抑え、汚れの落ちが良いと思います。
ここで力を入れてしまうと、ボディーに残っている砂埃で傷が付いてしまうので、『とにかく、力は入れずに』です。力を入れなければ傷が出来ても浅いので、軽く手磨き研磨すれば消せます(以下の記事参照)。
こまめにマイクロファイバータオルの面を変え、極力汚れの付いてない面で拭き取ることも重要です。マイクロファイバータオルは最低でも2枚、ホイールも洗車するなら4枚は必要です(それぞれ、クリーナー用と乾拭き用が必要)。
また、引っ掛かりを感じたらクリーナーを足しましょう。引っ掛かりがあるということは『汚れが浮いていない』ということなので、そのまま作業すると傷の原因になります。
バケツに水を汲める環境であれば1つあると便利です。定期的にタオルをすすぎながら作業すれば傷のリスクを減らせます。
汚れが落ち、ボディーが滑らかになったら次の工程に移ります(車全体ではなくパーツ単位で洗車し、1つのパーツが終わったら次の工程に行きます)。
3. ムラを取る
車の塗装色によって変わってくると思いますが、ブラックなどの濃色だとクリーナーの成分でムラが出来やすいです。
私の愛車もブラックでムラが出来るので、しっかりと仕上げ拭きをしています。
ここでも力は極力入れず優しく拭いていきます。
乾拭きには新品に近い柔らかいマイクロファイバータオルを使うことが重要です。タオルが硬いと傷が付きやすく、ムラがなかなか取れません。
また、公式には乾拭きをするよう書かれていますが、個人的には水拭きがオススメです。その方が洗車傷のリスクが抑えられるからです。
ムラが無くなったら、工程2に戻り、次のパーツを洗車します。
全てのパーツを洗車し終えたら次の工程に進みます。
4. コーティング剤で仕上げる
全てのパーツの洗車が完了したら、最後にコーティング剤を使うことで塗装を保護します。
コーティング剤も濃色だとムラになりやすいので、しっかり乾拭きをして仕上げましょう。
私は、コスパと品質を両立した定番品である『CCウォーターゴールド』と、傷消し効果と傷防止効果のある『VooDooRide シーラント』を気分で使い分けています。黒系ボディなら深みの出る『VooDooRide シーラント』がオススメ。
ちなみに、黒は傷が目立ちやすい色ですが、半年間、週1ペースで水無し洗車をしても、目立つ洗車傷はほとんど無いですね。
5. 窓ガラスには窓用のクリーナーを使う
基本的に水無し洗車用クリーナーは、ボディーとホイールへの使用を想定したものが大半です。
なので、窓ガラスには専用のクリーナーを使いましょう。
定番中の定番ですが、『インビジブルガラス』が拭きスジの出来にくく、油膜もスッキリ取れるのでオススメですよ。
現在愛用中!コスパ最強のおすすめ『水無し洗車クリーナー』
先ほどチラ見えしていましたが、私が愛用中の水無し洗車クリーナーは『GREX mobile carwash』という株式会社オアサムヒーローという大阪の企業の商品です。
水無し洗車クリーナーと言えば『フクピカ』が有名ですが、それとの決定的な違いはコスパの良さです(説明通り2~3枚で車全体が洗車出来るならフクピカもコスパ良いですが、全然無理ですからね。フクピカは部分汚れを綺麗にする目的で利用するのが良さげです)。
GREX mobile carwash なら車1台約130円で洗車可能(2L濃縮タイプの場合)です。自宅でシャンプー洗車する時の水道料金と同等なので、かなり割安であることが分かります(シャンプー洗車の場合、水道代に加えシャンプー代も必要ですからね)。
また、洗車場や洗車機を利用する場合は1回1,000円前後は必要になるので、洗車頻度が高い人ほどこのコスパの良さは魅力に映ると思います。
また、特殊ポリマーで汚れを包み込み傷が付きにくいよう設計されている点もポイントですね。
『GREX mobile carwash』の詳しい使い方は下記の動画で説明されているので、是非ご覧ください。
また、コーティング施工車にも対応しているので、ガラスコーティングしたけど洗車環境が無くて困ってる人にも良い商品だと思います。
ちなみに、私が購入したのは2リットル濃縮タイプ(500mlスプレー商品+MFタオル付)。
約200台洗車可能なので、週1回ペースの洗車だと4年持ちます。
最近、大幅に値上げしてしまったのですが、それでも洗車1回あたり130円程なのでコイン洗車よりも遥かにコスパが良いことが分かります。
類似品に『アグアミライ』という商品がありますが、こちらは希釈済み商品なので、先ほど紹介した2リットル濃縮タイプに相当するのは21リットルタイプになります。価格も同じぐらいですが、21リットルは場所を取るので、一般家庭ではあまりオススメでは無いですね。
両製品とも容量が少ない物はコスパが悪いので、なるべく大容量サイズを選ぶとお得です。
GREX mobile carwash の特徴をまとめると以下のような感じです。
- コスパ最強(濃縮タイプ2Lがオススメ。おそらく水無し洗車クリーナー1位)
- ただし、希釈タイプ500mlスプレーのコスパは最悪
- 特殊ポリマー配合で意外と傷付きにくい
- 黒系はポリマー成分でムラが出来るので乾拭き仕上げ推奨
・・・
最近、クリーナーを『GREX mobile carwash』から『CHEMICAL GUYS EcoSmart』に変えました。理由はこっちの方がだいぶコスパが良かったからです。
先日注文して届いた洗車用品🚗
・PROVIDE FTW(定期的な洗車傷メンテ用)
・CHEMICAL GUYS EcoSmart(コスパ最強水無し洗車クリーナー)
・インビジブルガラス(38%OFFだった) pic.twitter.com/ks7zrv2tRp— KAKERU@車とゲーム好き (@ks_product_com) May 24, 2024
Amazonには『3倍濃縮タイプ』と書かれていますが、正しくは16倍濃縮タイプなので、希釈後は7568mlになり、500mlボトル15本分になります。
500mlボトルで5台洗車可能とした場合、洗車1回あたり70円程度となります(購入時価格5,280円)。私は贅沢に使いたいので1回でボトル半分消費しますが、それでも150円程度ですからね。激安です。
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「アパート・マンション暮らしで洗車がなかなか出来なくて困っている…」という人の参考になれば嬉しいです。是非試してみてくださいオススメですよ!
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— KAKERU@車とゲーム好き|洗車の民 (@ks_product_com) July 28, 2023