交通ルール
投稿日:2023年12月19日更新日:2024年10月24日

【道交法の悪用】もはやテロでは?過激派歩行者による危険・迷惑行為が問題化

道路交通法(道交法)は【道路における危険を防止し、交通を円滑する法律】ですが、これを悪用する歩行者が一部に見られます。

道交法において歩行者は弱者ですが、その立場を悪用して無謀な行為を繰り返すというものです。

今回はこの件について自論・見解を述べていきます。

もはやテロでは?法律を盾にして危険・迷惑行為を繰り返す過激派歩行者たち

論より証拠ということで、まずは彼らの投稿をご覧ください。

ご覧いただいた通り、カメラを構えながら故意に車の前に飛び出して急ブレーキを踏ませたり走行中のクルマにわざと近づいたりしているわけです。そして、「交通違反している!」とカーナンバーをネットに晒すわけです。しかも、同じ場所で危険な行為を繰り返しているんですよね。

さらには、盗難被害に遭った人に対して、同じ車種(アルファード)というだけで暴言を吐くという愚行もしています。正直理解が追い付きません…。

勿論、横断歩道では歩行者優先のルールがあり、自動車側がルール違反しているので、自動車側の過失責任が大きくなるのは明白ですが、それを利用して歩行者による危険・迷惑行為を正当化することは容認してはなりません。

たまたま違反行為をカメラに収めたのであれば正当な行為ですが、彼らは頻繁にこういった動画を撮影・投稿しているので、故意に危険な状況を誘発しているということになります。

彼らは”身を挺して自動車のルール違反を正しているつもり”なのかも知れませんが、これにより無関係の人を巻き込む可能性があるわけです。急ブレーキ・急ハンドルで玉突き事故歩行者を轢くといったことが起こりえるわけです。

そう指摘すると彼らは「ルールを守らない自動車が悪い!」と反論してくると思いますが、主義主張を通すために、故意に事故を誘発させることはテロと変わらないいうことを自覚して欲しいですね…。

「法的に正しいか?」の前に、「危険・迷惑ではないか?」を意識することが大切

世の中には『法律に定められていないことはやっても良い』と考える人が一定数いるようです。

確かに、法律に違反していなければ罪に問われることは無いでしょう。しかし、法律で禁止されていなくても、危険・迷惑行為は無数に存在します。

先ほど紹介した彼らが、危険を冒してまで自動車運転手の交通ルール違反を言及するのは『安全』を守るためであるはずです。なのに、実際に彼らがやっていることは『安全』とは真逆であり本末転倒なんですよね。

歩行者は交通弱者ですが、こういった問題行動が増えてくると、歩行者への罰則強化も必要になってくると思います。安全は歩行者だけの為にあるわけではないですからね。

法律は不完全です。法律を守ることは大切ですが、それよりも前にまずは「危険・迷惑ではないか?」を考えるべきです。そうすることで、道交法に定められていない危険・迷惑行為を防ぐことが出来るわけですからね。

人間の集中力・注意力には限界がある

クルマを運転する立場としては道交法順守は当然のことですが、人間の集中力・注意力には限界があります。実際、継続して集中できるのは15分が限界と言われていますからね。

その瞬間だけ集中力を100にすることは出来ても、常に100をキープすることは不可能です。1時間走行していて、15分は100を出せても、残り45分は80~90しか出せないという事です。

ですから、80~90しか出せていない時に、冒頭で取り上げたような過激派歩行者が自動車運転手を『試す』ような危険行動を行った場合、どんなに気を付けていても人間の能力的に対応出来ない場合もあるわけです。

なので、自動車、歩行者、自転車、行政が協力し合うことが、交通安全の向上には欠かせないと私は思います。

過激派歩行者から身を守るためにもドラレコは必須

とはいえ、自動車運転手の過失責任は大きいのが現実なんですよね。

証拠が無ければ『10:0』あるいは『9:0』といった過失割合で、自動車側が圧倒的に不利になります。

しかし、ドライブレコーダーで過激派歩行者が故意に飛び出していることが証明されれば、過失割合は修正される可能性が大きいです。

余程の高性能機種でもなければドライブレコーダーは1万円台で購入できるので、自衛の為にも装備することをオススメします(ストレージ容量=録画時間との兼ね合いもあるので、4KよりもフルHD1080p画質のものがオススメです)。

前方撮影だけなら、ケンウッド製でも1万円台で購入可能です。

また、このような故意な危険・迷惑行為が増えてくれば警察・行政も取り締まるようになるはずです。その為にも、ドライブレコーダーは必須と言えるでしょう。

・・・

最後の改めて一言。

自動車も、歩行者も、自転車もルールとマナーを守り安全を心掛けましょう。

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