洗車・コーティング

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方|放置NGの理由と手順

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車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方|放置NGの理由と手順

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方とは

夏の高速道路や夜の山道を走ったあと、フロントバンパーやボンネット、ドアミラーにびっしりと虫が付いていた。白い車の足元に、黒やこげ茶のブツブツした点が増えていた。どちらも夏場に特に多い汚れで、普通の洗車ではなかなか落ちないのが悩みどころです。

前者は虫汚れ、後者はピッチタールと呼ばれる汚れです。原因も性質も違いますが、「時間がたつほど落ちにくくなる」「力任せにこすると塗装を傷める」という点は共通しています。

この記事では、洗車用品メーカーのソフト99が公開している解説をもとに、虫汚れとピッチタールがなぜ落ちにくいのか、どう落とせばよいのか、やってはいけないことは何かを整理します。

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方の基本

虫汚れとは

ソフト99の解説では、虫の体に含まれるタンパク質は時間がたつほど硬くなり、ボディの塗装にくっついて落としにくくなるとされています。また、虫の体液に含まれる酸が塗装の酸化や劣化を招くおそれがあり、夏の直射日光の下ではその影響が進みやすいと説明されています。

ピッチタールとは

同じくソフト99の解説では、ピッチタールは「アスファルト舗装に使われている成分が車に跳ね返ったもの」とされています。夏の高温でアスファルトが柔らかくなると跳ねやすくなり、車の下部や足回りに付きやすくなります。白っぽいボディでは、黒やこげ茶の点として特に目立ちます。

2つの汚れの違い

項目 虫汚れ ピッチタール
正体 虫の死がい(タンパク質・体液) アスファルト舗装の成分
付きやすい場所 フロントバンパー、ボンネット、ガラス、ドアミラー 車体の下部、足回り、ドアの下側
多い季節 夏、夜間の郊外や山道 夏、気温の高い日
主な落とし方 泡でふやかす、虫取りクリーナー ピッチタール用クリーナー

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方の具体例

例1:高速道路で付いた大量の虫
付いたばかりで乾いていなければ、水で流すだけでも落ちることがあります。遠出から帰ったら、その日のうちに水をかけるだけでも違います。数日たってこびりついた場合は、たっぷりの泡でふやかしてから洗う方法や、虫取り専用クリーナーを使う方法が向いています。

例2:白い車のドア下に増えた黒い点
シャンプー洗車で落ちない黒い点は、ピッチタールの可能性があります。専用クリーナーを吹き付けて、クロスで丁寧に拭き取ります。

例3:出先で虫が付いた
ソフト99は、付いて間もない汚れには虫取り用のシートを使う方法も紹介しています。車に1パック積んでおくと、乾く前に手当てができます。

虫汚れ・ピッチタールを落とす具体的な手順

虫汚れを落とす手順

  1. 水で予洗いする:まず水をかけて、砂やほこりと一緒に虫汚れを湿らせます。
  2. たっぷりの泡で洗う:カーシャンプーをよく泡立て、泡をのせて虫汚れをふやかします。ソフト99の解説では、水圧で細かい泡を作ると虫汚れがふやけやすいとしています。
  3. 落ちない部分に専用品を使う:虫取り用のスポンジや、スプレー・泡タイプの虫取りクリーナーを使います。
  4. やさしく拭き取る:力を入れずに、なでるように動かします。
  5. 水で流して拭き上げる:薬剤が残らないようにすすぎ、水分を拭き取ります。

ピッチタールを落とす手順

  1. 洗車をする:先に軽い汚れを落とし、こすったときに砂で傷を付けないようにします。
  2. 専用クリーナーを吹き付ける:ピッチタール用クリーナーを、黒い点に吹き付けます。
  3. クロスで丁寧に拭き取る:マイクロファイバークロスなどで、溶けた成分を拭き取ります。
  4. 残った部分は製品の表示に従って繰り返す:一度で落ちなければ、無理に削らず同じ手順を繰り返します。

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方の注意点

  • 灯油や潤滑剤を使わない:ソフト99の解説では、潤滑剤や灯油はプラスチック製品に悪影響を及ぼすおそれがあるとして、使用しないよう注意しています。「油汚れには油」と自己流で代用しないことが大切です。
  • 無理に削り取らない:ピッチタールを爪やヘラで削ると、成分が伸びてかえって目立つことがあると同じ解説は指摘しています。塗装の傷にもつながります。
  • コーティング車は研磨剤なしの製品を:コーティング施工車では、研磨剤を含まない製品を選ぶよう案内されています。
  • 炎天下を避ける:薬剤やシャンプーが乾くとシミの原因になります。日陰やボディが冷えた状態で作業しましょう。
  • 製品の対応素材を確認する:樹脂パーツやメッキ部品、ガラスに使えるかどうかは製品によって違います。

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方でよくあるミス

  • 「次の洗車のときでいいか」と虫汚れを何日も放置し、硬く固まらせる。
  • 乾いた虫汚れをいきなりタオルでこすり、細かい傷を付ける。
  • ピッチタールを灯油や身近な油で落とそうとして、樹脂パーツを傷める。
  • 爪で黒い点をこすり取ろうとして、跡を広げる。
  • コーティング車に研磨剤入りのクリーナーを使う。

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方のチェックリスト

  • □ 虫が付いたら、なるべく早く水をかけたか
  • □ たっぷりの泡でふやかしてから洗ったか
  • □ 力を入れずに拭き取ったか
  • □ ピッチタールに専用クリーナーを使ったか
  • □ 灯油や潤滑剤で代用していないか
  • □ コーティング車なら研磨剤なしの製品を選んだか
  • □ 日陰・ボディが冷えた状態で作業したか

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方のFAQ(よくある質問)

Q. 虫汚れはどれくらいで落ちにくくなりますか?

具体的な日数は条件によって変わりますが、ソフト99の解説では、時間がたつほどタンパク質が硬くなり、夏の直射日光でダメージが進みやすいとされています。気づいたらその日のうちに対処するのが理想です。

Q. 虫が付きにくくする方法はありますか?

同じ解説では、コーティングで塗装に直接付きにくくすること、虫の多い夜の郊外や山道では速度を控えめにすることなどが紹介されています。

Q. ピッチタールは冬でも付きますか?

ソフト99の解説では、夏の高温でアスファルトが溶けて跳ねやすくなり、冷えて固まった舗装からは付きにくいとされています。夏に増えやすい汚れと考えてよいでしょう。

Q. 鉄粉の点とピッチタールの見分け方は?

ピッチタールは黒やこげ茶のブツブツ、鉄粉はオレンジや茶色の小さな点として見えることが多いです。ピッチタール用クリーナーで落ちない場合は、鉄粉の可能性も考えます。

筆者の見解(車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方)

虫汚れもピッチタールも、強い道具で落とすより「時間をかけずに、やわらかく落とす」ことが一番の対策だと私は考えます。どちらも付いた直後なら水や泡で落ちやすく、時間がたって固まってから力でこするほど、塗装の傷というもう一つの問題を抱え込むことになるからです。夏の遠出の帰りに水で流すだけ、虫取りシートを車に1つ積んでおくだけといった小さな習慣の方が、高価なクリーナーより効果的な場面は多いはずです。また、灯油などの自己流の代用品は、落ちたように見えても樹脂パーツに影響が残るおそれがあるので、専用品を使う方が結局は安上がりだと見ています。

車の虫汚れ・ピッチタールの落とし方の関連項目

出典(一次情報)

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